あなたは、情報をどうやって得ているだろう。
現在、中国の武漢発の新型肺炎が猛威を振るっている。そして、今回クルーズから下船した男性が1日に新型肺炎に罹患していたことが分かり、日本では2月2日朝にはニュースになっていた。
だが、真っ先に知らされて、蔓延を防ぐために注意喚起されて然るべき乗船者たちには、全く知らされていなかった!という事実に驚愕した。
日本では(発病せず症状のでてない人もウィルス保持者である可能性がある)という事例も知らされていた。でも、乗船者は知らずに、食事、ダンスや麻雀なども続けていたのだ。そして、4日に疑いの強い31人の検査結果が出て、10人が新型肺炎と診断された。
せめて、2月2日の時点で乗客にも情報が与えられ 感染を防ぐ最善の努力がされていれば、罹患率は低く抑えられたかもしれない。これから、まだ検査の結果がでてくる。どんなことになるのか。現在、乗っている全員が2週間の船内待機を余儀なくされると言われている。楽しい船旅のはずが、本当にお気の毒だ。
(過剰な誤った情報が流れてパニックが起きるのは怖いが、情報を知らされない怖さはそれ以上に怖い!)今回のことで、改めて情報の大切さを思った。「原発神話」をよく考えずに受け入れ、原発事故で多くの人々に多大な犠牲を負わせてしまった反省を込めて、情報の怖さを2011年以来身にしみて感じてきた私。情報には、大いに敏感であらねばならないと思っている。
そして、昨日こんな国会の「桜を見る会」の論戦が行われたのを見た。この情報を、あなたは知っていますか?どのように理解しましたか?
まずは、何が起こったのか、事実を見てみましょう。ココでも、下の映像でも、クリックしてご覧下さい。
【ノーカット】安倍総理 野党議員に「嘘つき」 というタイトルの動画で、国会の様子を我々に公開してくれたテレ東NEWSに大拍手を送ります!!!! 是非、しっかりまず見て下さい。
この首相の姿をみて、あなたはどう感じましたか?上の国会で起こった論議をあなたが記者であれば、どのように報道しますか?実際に報道された2つの記事を下に掲載します。
読売新聞です。「首相立腹『人間としてどうか」として下のような記事が政治4面に出ていましたが、読売新聞には「桜を見る会」の問題については、他に何ひとつ触れられていませんでした。この記事だけです。
「久兵衛」「久兵衛」と繰り返し、相手の非を言いつのるばかり。野党に問われたことには答えをはぐらかし、野党に「嘘つき」とレッテルを貼りを繰り返し、質問時間を潰すために同じ事をペラペラ繰り返した首相の様子は、上の記事で伝えられていますか?
森友・加計問題の前代未聞の公文書改ざん発覚で、文書をしっかり管理すると言っておいて、不都合な書類は作らせない方向へ向かった政権のあざとさ。それが発覚したのが今回の「桜を見る会」なのです(詳細は、毎日新聞「公文書クライシス」へ)。 来年も行うつもりだったのに「桜を見る会」の名簿がない!?破棄した?!領収書はない?ホテルにも出せとはいわない?野党に要求されても、ないない尽くし。このような政権の問題点について、読売新聞は何も書いていない。「桜を見る会」の違法性について追求されたことも触れていない。「丁寧な説明に務める」約束が、国会では、証人も、証拠も出さずに、口先でお粗末な弁解で時間潰し。そんな政権の肩をもっているのです。
ちなみに、朝日新聞の記事をしたに転載しておきます。
自民党も、昔はこうではなかった。もっとズッとまともだった。自民党の支持者の方にも、この今の自民党の姿、現状、変質をおかしいと感じている方は多いと思います。何が、どう狂ってしまっているのでしょう。どうにかしないと!このままでいけないと感じる方は多いはずです。でも、(野党も非難ばかりして、国会が空転している)と感じている方も多いようです。
では、どこでこの茶番は止めたらいいのでしょう。
新聞も、テレビのニュースも、1つだけ見ていては危険です! 自民党総裁と首相の立場を平気で混同し、国民のお金を平気で自分の政権維持やお友達のために使う現政権。首相が「読売新聞熟読を」と発言したの覚えていますか? 読売新聞の読者の方は、自分が読む新聞が首相の「お友達新聞」であることを忘れないで下さい。後になって読売新聞を読んでたから「知らなかった」といって痛い目に遭うのは、私たちです。
知らされることなくクルーズ船で過ごすことを強いられている乗客の方々に、誰が責任をとってくれるでしょう。原発事故は起きた時も、「原発神話」を広めた誰ひとり裁かれていません。東電の責任者たちも、御用学者も、誰ひとり・・・。
私は、「原子力神話」に乗ってその危険をよく自覚せず、何もしないでいた自分が許せなかった。だから、(「知らなかった」と言って同じ過ちを犯す訳には、もう絶対にいかない)と思っています。命は、1回失えば取り戻せないからです。東日本大震災で福島原発事故がなければ、どれだけ多くの人の悲劇がそれでも軽くなっていたことか。絶対にその事実を忘れない! 福島原発事故は自然災害ではなく、人災でした!*
ここで話の視点を変えます。首相の言うとおりなら、なぜホテルニューオータニはその書類を出さないのですか?検察庁・警察は、なぜ公職選挙法の買収に当たる疑念があるなら捜査しないのですか?それで、簡単に済む話ではないですか!!! お客様や国民は、見ているのに!!! 問題は、私たちの声が小さいので、甘くみられているのです。十分に届いていないのです。
ホテルニューオータニの従業員の中にも真面な人は、聞かれればちゃんと答えています。 検察の中にも、菅原元大臣のメロン汚職や、河井元大臣の妻に絡んだ選挙違反、IR問題では秋元議員は逮捕しています。それも忘れないようにしないといけません。LITERAというニュースサイトの記事を上のリンクに貼りましたが、ネットではいろいろな情報が見られます。
官僚だって、佐川のように隠蔽に加担して昇進を狙った人ばかりではない。正しい声をあげた人たちがたくさんいる。NHKだって、ニュースで政権寄りの報道をするばかりではなく、いい番組を制作している人たちもたくさんいる。そういう頑張っている人たちの力を応援して、積み上げていくことが大切だと思います。
検察庁の快挙には拍手し、怠惰や忖度には皆で声を上げましょう!新聞やテレビが正しい報道を怠るなら、批判をしつつ、正しい事実に基づいた情報を提供している情報源を広め、応援して行きましょう!!!
例えば、テレ東でノーカット動画は大変役に立ちました。応援して皆に広めましょう! 現在、22万アクセス。さらに桁違いに広めていきましょう。法的な知識のある方は、検察庁に問題を訴えることはできないのでしょうか?今は、ほんとうに(日本の社会が嘘まみれ。いい加減なやり方が横行して何でもあり)になってきてしまいました。とんでもない緊急事態です。(日本人は、いまこそ総力を挙げて、自分にできることをして現状を変えて行かないといけない!)この強い危機感を皆で共有しましょう。
私のブログをここまで読んで下さったあなたは、情報はネットでも情報をつかめるけれど、周囲にそのネット環境がない方もたくさんいるはずです。その方たちと図書館へ行って、いろいろな新聞を広げて比較するのも素敵な楽しい交流になるはずです。図書館で横で新聞を広げている人に、ちょっと声をかけるところから始めるのでもいい。
今は、地域のコミュニティが失われ、束縛はないけれど地域の繫がりが薄れて人々が分断されています。自分で「おかしい」と思うことをそのままにせず、「変えて行く力」にしていきましょう。私たちそれぞれが持つ力を結集させていきましょう。せっかくの人生、人々と楽しく交わいながら、(嘘やごまかしが許されない社会)を自分の足下から皆で取り戻していきませんか。
* 「日本と原発その4年後」無料公開、もう少しで10万視聴です!まだ見てない方は、是非見て下さい。