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首相の唐突な決断を検証する!わかった驚きの事実の数々

2020-02-29 05:06:40 | 日記

首相が、突然昨日27日(木)になって日本全国の小中学校に向けて、一斉休校要請を出しました。ここでリンクした産経新聞に<首相は「政府として責任を持って対応する」と語ったが、具体策は不透明だ。早くも「感染者が出ていない地域まで休校にする必要はなく過剰反応」(元文科相の中山成彬衆院議員)との批判が出ている>と書いているように、その唐突な要請が各方面に当惑と混乱をもたらしているところ。

  でも、これでかなり国民にも「喝!」が入ったのではないでか? 私は、早くからマスクや、手洗い、消毒、つり革とか、公共物に素手で触ることは最小限にするなど、中国の旅行者の多い日本でしたから即座に実行に移しましたが、友人と話したら、いまだカラオケに行っているとのこと。「自分のマイクがないと部屋も密閉して窓がないのでリスクが大きい」と伝えましたが、ピンと来ないようで、正直、政府の対策が後手に回り、国民にウィルスの情報が十分伝わっていない!注意喚起が不足して、危険だと思いました。

  テレビ放送や新聞を通して、予防方法をせめて1月末までに周知徹底していれば、国内感染はもっと広がらないで済んでいだろうに。各テレビ局に任せておくのでなく、大事な予防方法の要点を手短に何回も繰り返し、その怖さと共に流していれば、今になって国民にこんな大きな問題や苦しみを与える政策はとる必要はなかったと思えます。後の祭りですが・・・。

  さて、今日の本題に移ります。「首相は、このコロナウィルスについて、どの位 真剣にこれまで対処してきたのか」 国民の健康を第1に考えてくれる責任を持つ首相が、この健康の大危機が訪れていることを、いつから、どの位その重要さを認識していたのか検証してみます。

  

   日本に最初の感染者が確認されたのが1月15日(厚生省の確認)。公表は、翌日1月16日でした。

   1月29日のNHK News webココに掲載された下の記事にあるように、野党4党が揃って28日に話し合って、国会で首相に立憲民主党の杉尾議員 が質問したのが、写真の下に転載したものです。ココに掲載されていました。    

      

   

国民・徳永氏 国内で人から人への感染の疑いが確認された。

加藤勝信厚生労働相 これまでと事象が違っているという認識を持って対応しなければならない。

 徳永氏 対応が早かったのか、はなはだ疑問だ。

 首相 政府の最大の使命は国民の生命を守ることだ。しっかりと拡大防止に全力を尽くす。

 立憲・杉尾氏 政府は対策本部を設置しているのか。

 首相 明日設置する。

   

    初めて政府が「新型コロナウィルス感染症対策本部」を開いたのが、翌日1月30日でした。以来、27日までに15回対策本部が開かれたのが、ココを見ると分かります。15回のうちの6回目までは、既に議事録が公表されているので、出席者の名前も分かります。

    皆さんご存じの、(小泉進次郎、森、萩生田の3閣僚が、この対策本部より地元の新年会や書道展などを優先させてこの会議を欠席して、国会で追及を受け謝罪しました)。調べてみて、愕然としました。3閣僚が、国民の生命に関わる問題より地元の後援会の行事を優先させた、理由が簡単にわかりました。

    最新の首相の行動を新しい日付の方から見て行きます。

    

   ちょっと汚くて読みづらいかもしれませんが、「首相動静」は朝日新聞、「首相官邸」は日経新聞のものです。内容は一緒でした。読売、産経、毎日、東京、それぞれの新聞に必ず掲載されているはずです。よく映像が読みとれない場合は、図書館で過去のもすべてみられるので、どうぞ実物でご確認下さい。

   「26日12時20分新型コロナウィルスの感染対策本部 55分 国会」 とあります。同じように見ていくと、25日は0時13分から対策本部に出て、2時17分他の日程が入っていたことが分かります。23日も3時40分から対策本部に出て、後は自宅に4時30分。と対策本部に首相がどの位の時間いたかが確認できます。

  不幸中の幸い、今回の首相の行動は、虚偽やごまかしが効きません。なぜなら、大新聞に誰もが見られるようにすでに公表され、廃棄も黒塗りも効かないからです!!!    

  1月30日から2月27日までに15回開かれた対策本部の様子は、ココで分かります。

  驚きました。首相の官邸記録では、「26日12時20分新型コロナウィルスの感染対策本部 55分 国会」という書き方なので、実際の会議の時間が分かりませんでしたが、会議の記録がココにあったので簡単にわかりました。対策本部の会合は、10分~15分とビックリの短さでした。ほとんど何人かの関係者が一方的に報告して終わりの会議。それが、この対策本部の集まりだったのです!

    国民の生命に関わる「重要な」会議に3閣僚が欠席したと思っていたのですが、重要と思われないような、議論を交わしたりするような会議ではなかった! 小泉環境相が代理を出して後で報告を聞くのでもよいと思った理由は、会議そのものにあったのです!!!! 

    27日の15回目の対策本部で報告されたのが、全国一斉休校の話だったこともわかりました。あの映像が「こうやって会議しています」という感じを見せていたけれど、実は15分の報告会だった。

    6回の議事録を確認してみて下さい。議事録には出席者の名前も載るので3閣僚が欠席したのは隠せなかった。だから、野党議員が知るところとなった。実は、私は首相が最初だけ出て、首相が途中退席したという話を聞いたので、首相動静で確認しようというのが、今回の検証を始める動機でした。

    ところが、蓋をあけてみたら想定外の酷い実態が分かってきて、心底驚きました。

  次に2月14日を見てみます。「本対策本部の下に、第一線で活躍する感染症の専門家の方々を構成員とする専門家会議を設置し、対策を更に一層強化していきます」と言ったのが、何と9回目の2月14日! 

  専門家から話をまとまって聞く機会を日本の患者が出て1ヶ月経ってやっと開いたことも驚きだが、それで開いた会議というのが16日の専門家会議とは!「5時1分 新型コロナウィルス感染症対策専門家会議 5時37分 自宅」になっている!顔合わせで終わるような、信じられない短い会議です。目を疑いました。 下の首相動静で、見て下さい!嘘ではありません。

    

    もし、対策を一層強化しないといけないと首相が本気で思っていたら、必死で専門家の現状状分析や対策を知りたいと思い、専門家に質問をたくさん投げかけて、こんな時間で済むはずがないはず。30分もない専門家との初会合!

    一体、首相は、専門家を前にして意見を聞く必要もないほどに、ウィルスのことに精通していて政策を決める極めて高い能力を持っていたのでしょうか?

    さて、専門家を呼んだのに、深い話をする時間も議論をしないまま、首相は政策をどう決めたのでしょう?

    専門家は、16日に顔合わせをした8日後の24日に25日に発表になった基本の提案したようです。

    今日の国会で、宮本徹議員(日本共産党)が、「政府が休校の効果や影響について専門家会議に諮問していない」ことに言及した上で、今回の「全国一斉休校」の首相の要請について 専門家から「あまり意味がない」「国民に負担を強いる」など苦言が相次いでいることを紹介し、「休校要請のエビデンス(根拠)はなにか」と質問したそうです。安倍首相は、<専門家会議が24日に出し、25日発表の政府の基本方針の土台となった「これから1~2週間が急速な拡大に進むか収束できるかの瀬戸際となる」という見解が根拠だ>と繰り返し主張したとありました(ココから確認)。

    この国会での話を更に先まで読んでいくと、専門家会議が諮問した中には(学校を一斉休校にする)というのはなかったようです。政治判断だったのではないか?」と専門家会議のメンバーが言ったようです

    では、いつ首相はどうやって決断をしたのでしょう????

    そして、気づいたのが、4時10分に日本医師会の会長らが来て新型コロナウィルス感染症対策に関する要望書を渡したというところ。22分には次の面会をしていて、たった10分そこらで十分話をしたとは思えないが、要望書の中身を調べると、またもやビックリしました~~~~~~。

    

    

    1.患者クラスターや地域の流行状況に応じ、学校医と相談のうえ、地域における学校の臨時休業や春休みの弾力的な設定

    たった1枚のこの要望書の1にまさに学校医と相談の上とあり、弾力的にとは書いてあるが、学校の臨時休業の話がでている!この要望書を見て、突然思いついて、首相がこの「全国一斉休校」を思いついたのだろうか?

    この後を見ていく。すると、まさに4時10分に受け取った後に、突然「全国一斉休校」を思いつき、その2時間後に発表したとしか思えない事実がでてきた。(早くから、実は日本医師会とか、医療関係者の専門家で相談する人がいて、手渡されたのは直前だが、もっと前から考えていた可能性はあるが・・・)

    次に、首相がどこからこのコロナウィルスの怖さを痛感し、対策に苦慮しはじめたか、では検証することにする。

    25日(火)には「5時1分 永田町のホテルの宴会場「鳳凰」で自民党と各種団体の懇談会に出席し、あいさつ。12分 官邸」とある。すぐに挨拶して出たことが分かるが、「鳳凰」は500人収容できる宴会場だ。

    2月20日に、国民に向けて「新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐためには、今が重要な時期であり、国民や事業主の皆様方のご協力をお願いいたします。最新の感染の発生状況を踏まえると、例えば屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いることが、感染のリスクを高めるとされています。イベント等の主催者においては、感染拡大の防止という観点から、感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討していただくようお願いします。なお、イベント等の開催については、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありません」と発表した後に、どうしてこんな会合が行われていたのか、疑問が広がる。

    2月26日には、先に説明した専門家の諮問を受けて「政府といたしましては、この1、2週間が感染拡大防止に極めて重要であることを踏まえ、多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請することといたします」と言っている。前日の25日に自分は大きな宴会場で自民党と各種団体の懇談会で挨拶=容認していたのに。

   国民に要請しておいて、自分の党の集まりで手本を示すどころか、大きな宴会場で会合をしているところで、「こんな会合がウィルスを広げて危険なんだ!即刻中止!!!」と言い渡すどころか、挨拶!!!しかも、このような会合は12日にも同じ場所「鳳凰」で行われて、その時も挨拶している!!! 

   もしかしたら、国会開催中で野党が「桜を見る会」のことで追求ばかりして、首相が対策本部に時間が割けなかったのは野党のせいだ~と考える方がいると思うので、さらに首相動静をよく見て下さい(参照:この記事の最後に2月2日からの分も掲載)。

   ウィルスの専門家とかに会ったという記録は、素人の私が見ているせいか、極秘で裏門から入ったりして把握されていないのか、ほぼないように見えます。そのかわり、首相が家に執務を終えた後の行動は、ウィルス問題とは関係なさそうな企業や政治家とホテルやレストランなどで会食の記録が多数。しかも、対策本部の15分の何倍もの時間を使っての食事。(野党に追及されて時間を奪われ、考える余裕もないほどに追い込まれた?)というのは、言い逃れの弁解とすぐ分かります

   そもそも、飛沫感染と言われ、感染力が強いと言われていたコロナウィルスの流行に対策をすべき首相が、2m以上他の人と距離をとれる場所での食事だから安全という判断で外食? 感染の危険行為を自分がしておいて、対策が立てられますか?認識を持っていなかったか、よほど甘い考えだった?

   自民党の集まりを中止させず挨拶した事実、秋葉議員が立食パーティーをした上に反省が見られず、感染の怖さを理解していないこと。それを会わせ考えてみると、自民党内部にコロナウィルスの怖さを知っている「総裁」がいたとは、理解不可能な自民党の行動ばかりです。

   総裁=首相がウィルスの怖さを本当に理解しているなら、自分の大事な仲間が危険を冒す事を放置したり容認するはずがない。そもそも、もっと早く国民にテレビで注意喚起の放送をするのが首相として自然な行動だったはずです。

   となると、結論は分かってきました。豪雨災害の夜に赤坂亭で宴会して、ブログアップした自民党です。文書の改ざんを非難されると、対処を約束して、文書を作らない方針、文書を作ってもすぐ廃棄する方針に転換した、とんでもない反省の仕方をしてきた党です。

   必死に自分の県民や市民を守ろうとしている県知事や市長たちの顔や態度を見て、首相が突然反省して英断したのでしょうか?決断の2日前には、自民党の宴会場での会合で挨拶した首相が、突然危機意識に目覚めたという話を、あなたは信じられますか?

   専門家会議の人に、それなら相談したはずです。なんで専門家を集めておいて相談しないのですか?

   どうして、記録に残るところに、危機意識に目覚めた姿がまったく確認出来ないのに、27日に突然「全国一斉休校」なのでしょう? 支持率が落ちたことへの危機意識か・・・少なくとも、国民の健康を思う首相なら、(観光に力をいれ、オリンピック招致で観光客を呼び込んだことで、疫病がもたらされてくる危険性もあること)を警告してきた人がいるのは聞いていたはずです。聞いていないなら、準備がいい加減で無責任な首相です。

  もし、ちゃんと理解していたら、すでに中国の観光客が大量に12月、1月で入り込み済みで、実際中国から入ってきた人が感染していたこと、無症状での感染者がいること。日本国内に感染者がかなりすでにいて、非常に日本が危機にさらされていることを1番に感じとり、日々死に物狂いで対処を考えるべきだったはず。

  まさか、その対策会議に15分で済むはずがありません! 他の人との面会も外食もキャンセルして、対策に本気であれば、謝罪をしないといけないようなヤジを飛ばしている!姿を国民がみるなんてことはないはず。

  「今、日本はとんでもない病気と闘わないといけない。『桜を見る会』については必ずコロナウィルスの収束後に時間をとるので、皆で一丸となってまずウィルス対策をしたい」と真剣に訴えたはずです。そんな首相の姿みましたか?

  長くなりました。ここまで、読んで頂いて有り難うございます。

  今、新型コロナウィルスの危機もさることながら、その対処に先頭に立つはずの政権がどうもオカシイ。そのことを、あなたにも、自分の目でしっかり確かめてほしい。

  消すことができない、しかも全国民が簡単にみられる新聞の記事。消すことができない記録の大切さを感じ手下さい。

  嘘をつくのは、証拠を隠す人。書類を廃棄するのは、隠したいことがあるから。見せたくない証拠を消してきた政権は、見えないウィルスと本当に闘ってくれるでしょうか。コロナウィルスの危険性についても、情報が必要です。それについては、近いうちにまた書きますが、まずは下に、2月2日までの首相動向を掲載しておきます。

  そして、首相の唐突な「全国一斉休校」に対し、自分の自治体の長がどんな対応をするのか、よく見て、本当に信頼できる政治家を選びましょう。誰に日本を託すか。それを間違えると、自分の死に繋がること。政治に感心を持たないでいる怖さを胸に刻んで、日本の将来を皆でしっかり考えてみませんか。

   

   

    

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