暑くなりました。晴れの日も多くなりました。そして、もう8月。暑いのも当然。そして、恒例の前回の月の巡りです。
寂しいラインアップですね。この頃は梅雨のど真ん中だったって感じでしょうか。これなら前回の7月1日の今月の惑星紹介の時に出してしまっても良かった~と結論的にはなりますが、まだまだ、7月10日の新月になる直前まで、せめて1回は月に会えると思っていました。
まさかまさかの下弦の月もその後もお月見不成立。残念でした。
そして、今日8月1日は、上の7月10日の新月後のお月見からスタートして、今朝はこんなお月様をみましたよ。
なんか、設定を間違えたのか、きめの粗い画像になってしまいましたが、半月を過ぎたお月様が寝坊の私を笑いながら、西空高い青空に見えていました。これからは、夜は遅い時間にお月様が上るので、朝のお月見となります。夜中に目覚めたら見られることもあるかもしれませんが、早起きした朝のまだ暗い内に東空でお月見するのが相応しい時期に入ります。よほど快晴だと寝坊の私でも見られることもあるかもしれませんが、私もこの時期に入ると、お月様に会うために、だんだん早起きにシフトします。
さて、今月の惑星です。
水星:他の惑星に比べると小さく、しかも内惑星でも太陽に近いので太陽のそばにいて見えづらい惑星です。今月末に向かってだんだん太陽から離れ見やすくなっては来ます。9月1日にはうまくすると明るい金星の右下に双眼鏡やカメラの望遠・ズームで水星が見られるかもしれません。水星が月末近くなると見えるかもしれないことを覚えておいて、金星を見る時に水星見えているかな?と思い出して探してみましょう。
金星:ビーナスの名の通り、美しい惑星です。西空に太陽を見送った後、美しく明るい目立つ1番星を見つけたら、それは「金星」でほぼ間違いありません。-4.0等星!肉眼で他の恒星より明るく目立っています。「宵の明星」、こらからますます見やすくなります。是非楽しみましょう。
火星:地球から離れて暗くなりました。しかも、太陽に近い場所になってきたので、諦めましょう。
画像をクリックすると、オリジナルの国立天文台の図と共に説明が読めます。来年の年末に向けてだんだんまた火星が地球に近づいてきますが、逆にそれまではしばらく見えづらい時期が続きます。ゆっくり待ちましょう。去年の10月のような大接近は2033年と12年後までお預けです。12年後は、私は○歳。生きているかな?考えないことにしましょう〔苦笑)パンデミックに、地震に、自然災害。人の命は風前の灯のようなものです。
木星:寝る前に東空を見上げると、やや暗い土星に先導されながら、燦然と輝く明るい木星が目に飛び込んできます。このブログでもこの10時以降の夜の空の(木星と土星)のカップルの写真を何回かすでにアップしています。ソーシャルディスタンスをとった木星と土星。是非探して見て下さい。ちょっと雲がある夜も、薄い雲なら木星が出たり入ったりして姿を見せてくれるはずです。
土星:木星よりは控えめな明るさですが、肉眼でも木星から右に目をやって注意深く探せば簡単に見つかります。もちろん土星の環は普通の双眼鏡やカメラのズームでは見られません。
というわけで、今月はさらによく見えるようになった「金星」さらに夜寝る頃になってからの「木星・土星」ペアを楽しみましょう。
8月中旬には流星群のニュースが流れると思います。お月様も邪魔しない時期になるので、見られるかもしれません。蚊に刺されたりしないように、そして、あまり期待せず「見えるといいなぁ」という気持ちで眺めてみて下さい。私は、どうもせっかちなタイプなので、流星観察には不向き。ドライバーレコードのようなシステムで流星を早送りで見せてくれる動画が公開されると思うので、それを見ようかと思います(笑)
ところで、コロナ感染者が激増しています。とうとう軽く1日1万人以上感染者が出るようになってしまい、緊急事態宣言が私の住む県でも明日から始まります。医療関係者からは危機を訴える声が相次いでいます。
東京五輪強行の中でのこの感染拡大。再度の緊急事態宣言地域拡大の事態になった責任について問い続ける国民の声に、首相はどんな声で応えたか、東京新聞がココにまとめていた。 パラリンピックの中止については、検討がされたのかすら不明だ。