さて、昨日も局地的に雨が降ったりしたようですが、今日は結構 関東一円では月が見られているようです。ついでに、月の左横には土星と木星もいて、その上を見上げると夏の大三角が見えています。ただ、ちょっと薄雲が今は出始めているようです。
まずは、夕方ののぼってきたばかりのお月様から。ようやく電線の上に顔を出したお月様です。雲が襲いかかる前に撮れました。
暗くなると、さすがにもう半月を過ぎたお月様。くっきりと姿を見せてくれました。肉眼で見るとややにじんでいるかとも思いましたが・・・きれいですね。
そして、お月様の左には、ソーシャルディスタンスを取った「木星と土星」ペアが並んでいました。
左の明るいのが木星。 右の丸く見えるのがお月様。よ~くこの2人の間をみると、暗い星がひとつちょうど真ん中に見えています。これが、土星です。明日のお月様は、この土星のそばにやってきますよ。晴れるといいですね。
さて、話は変わって、今日は、東京の感染者は5534人 この7日間での平均は4772人で、その前の週の約1.2倍の感染者数となっているとニュースで言っていました(ココから)。
全国の感染者数は2万人をあっという間に超えてしまっています。
しかも、東京都の数字を下で見てみると、検査数はそれほど増えておらず、陽性率がどんどんあがっています。
橙色の実線が陽性率です。グラフですから左の検査人数のスケールにしても、陽性率にしても、こんな急上昇しているのを感じさせないダラダラなグラフは酷いです。これでは、7月始めにたった5%だった陽性率が今や23%と4~5倍へと跳ね上がったことがまったく伝わらない。検査を受けた人の4人に1人がコロナに罹っていた! 検査が少ないと言われる1.5万件弱で、その23%が陽性。
濃厚接触も自覚症状もなく検査に来ていない人の検査を加えたら、陽性者は東京には実際は何人いるのでしょう?
大規模検査をしない日本ではまったく分かりません。
それに、重症者の数を良く問題にしていますが、国内の重症者数の下のグラフを見て下さい。この重症者は、病院の中にいて、集中治療室(ICU)などに入っているかや、人工呼吸器や、「ECMO」と呼ばれる人工心肺装置が必要な状態の患者数だということ。今、入院は必要なのに入れる病院がないために自宅待機もしくは自宅治療になっている方が東京では日々増え続け2万5000人をとうとう超えたといわれています。私は、この「自宅療養者」という言葉は間違いではないかと思う。
なぜなら、「治療」を自宅で受けられていない事態がテレビや新聞で次々と明らかになってきているからだ。「治療が必要」「入院が必要な人」でも、重症でないと救急車を呼んでも帰ってしまう。救急車がきても行く病院がなく、自宅にもどされる事態もでているそうです。
そんな状態で自宅に取り残されてしまっている状態の人を「自宅療養者」などという「療養」が入った言葉で説明していいのですか?「療養」ではなく、「治療放置された状態」ではないのでしょうか?マスコミは、この言葉をもっと現実にあった表現にして、もっと政府や国民に現実を直視した施策が打ち出されるように働きかけてほしいと思います。
そして、今少しずつ、自宅訪問してくれたりネットで診療してくれる医療システムも始まっているようですが、あらゆる力を総動員して、助かる命を助ける体制を早く作ってほしい。中国がやったみたいに野戦病院のようにプレハブでも早急に建てて集中した治療を可能にするなどやれることをどんどんやってほしい。
自宅で亡くなったり重症になる方がでないように、そして、感染者が減るように、あらゆる対策が進んでいくように、心から祈ります。自分は医療関係者ではないので、感染予防に最善を尽くすしかできませんが、職場の換気、衛生に務め、自分が感染しないような努力を積み重ねていきます。