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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2016年1月の惑星

2015-12-31 00:23:39 | 惑星・天体ニュース

   いつもなら、今月の惑星は月始めに書くのですが、今回は12月31日の人々が初詣に繰り出す頃から見どころが始まるので、今日書いちゃいます。

   水星:12月の惑星の紹介で、「未明から夕方の空に移動してきて、これから年末にかけて夕方の西空でひっそりと輝きます。(中略)水星は肉眼では見つけづらいので、諦めましょう」と書いてしまったのですが、12月29日に水星としては高度を上げて見やすくなっているところを、「銀河鉄道の月」のブドリさんが見事にとらえて、アップしてくれていました~。是非ココから、水星写真をのぞかせてもらいましょう。夕陽の中できれいにポツンと見えていますよ。ということは、まだこの元旦の内は空気も澄んでいて、夕方の西空でブドリさんに倣ってよ~く気を付けてみれば、水星を見つけられるかもしれません。肉眼でも見えるかもしれませんが、双眼鏡も使うといいですよ。

   金星:夜明け前にいます。だいぶ低くなってきましたが、1月7日には月と土星と金星が仲良く近づきます。東に開けた場所を探して細い月とのコラボを楽しみましょう。

   火星:1月4日、未明の空でお月様と仲良し。これからどんどん明るくなる火星ですが、まだ暗くて見づらいかもしれません。でも、「ここに、火星君がいますよ」とお月様がそばまで寄って、教えてくれますよ。

   木星:明るいです。12月の末に月が夜遅くなったので11時頃に外で眺めていたら、もう木星が明るく東空に見えていました。1日の初詣に夜出かける人は、夜空を見上げて寄り添う月と木星を見られます。月に木星を紹介してもらいましょう。木星は、外惑星なのでない惑星のような激しい動きはしません。これからだんだん上る時間を早めながら、遅い時間の東空に明るい姿を見せ、朝まで皆を楽しませてくれますよ。

   土星:金星のそばにいます。1月7日に金星と月が並んだ時にやや低いところの土星も探してみてほしいです。さらに1月9日には、金星が「7日に見逃しちゃったの?じゃあ、今度は僕が土星君を紹介してあげるよ」といいつつ土星のそばにやってきますよ。

   という訳で、12月31日から1月1日未明に木星、1月4日(2時~未明)火星、1月7日(未明)金星と、お月様が順繰りに惑星を紹介しながら旅をします。さあ、紅白歌合戦が終わったら、初詣に外にでてみたくなっちゃいましたね。1年のはじめを月と木星の仲の良いロマンチックな姿からスタートさせるなんて、何か素敵な予感がしませんか。

   まずは、今夜から明日の未明にかけて、お月様と木星を楽しみましょう。
   そして、ついでに、2016年は、惑星を楽しむ年にしてみませんか?惑星だけに、ワクワクをいっぱいもらえますよ!

   惑星が自分の見上げた空のどこにいるかは、国立天文台の「今日のほしぞら」を使って調べて見ながら確かめましょう。こんなに、自分たちが惑星と共に生活していたんだと驚かされるはずです。
      
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