峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

問われている有権者としての私

2007年07月06日 | 暮らし
公示はまだだというのに、参院選はもう始まっていたのかと錯覚するほど、おおっぴらに選挙活動が行われています。
そんな中、金子長崎県知事は5日の定例記者会見で、長崎選挙区で自民党からの立候補を予定している元国見高校サッカー部監督の小嶺さんを支援することを明言し「県民、県政のためになるからやっている。自分のことは知事になった時にすべて捨てている。10年間、県政をやってきて、県の事業を推進していくにはどうすればよいかを一番熟知している」と語りました。

この報道に接し、何故、長崎県で深刻な事件が発生するのか、その一端を垣間【かいま】見たような気がしました。
そもそも「県民のためになるからやっている」とか「自分のことは、すべて捨てている」とか「どうすればよいかを一番熟知している」などと公言してはばからないような人は、一般的には、あまり信用ならず、むしろ危なかったりするのが常のように思われます。

それはさておき、今回の参院選、公募で候補者を探していた自民党県連を抑え、サッカーで有名な小嶺さんを擁立【ようりつ】したのが、あの久間さんだと報じられています。
ところが、金子県知事は、久間さんがどんな人であろうと、久間さんが擁立した候補者だから小嶺さんを支援するというのです。
金子県知事は小嶺さんの総決起大会に出席し「3年連続で新幹線に予算が付いたのは政権政党の国会議員の力。党の好き嫌いではなく、まちの発展のためには誰がいいか冷静に判断してほしい」と小嶺支持を打ち出したといいます。
このような考えを持つ知事の下、10年間で長崎県では何が起こったでしょうか。私たち有権者の責任が問われています。
コメント (2)
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