峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

私の責任感を問う

2008年09月17日 | 学校教育
大分県教委ナンバー2、富松審議監を収賄容疑で逮捕(朝日新聞) - goo ニュース

彼は、大分県警の任意の事情聴取に対し、収賄容疑を否定していた。
7月8日から体調不良を理由に欠勤、8月20日には「一身上の都合」を理由に辞表を出したが、県教委に懲戒処分にする可能性があるとして受理されていなかった。
そして今日、とうとう逮捕された。
今夜、記者会見を開いた教育長は「痛恨の極みです」と頭を下げた。

08年度の教員採用試験で得点改ざんにより合格したとされる教員を自主退職させ、それに応じなかった者は採用を取り消すという不条理ともいうべき県教委の処置と、県教委ナンバー2の逮捕により今回の汚職事件は幕引きがなされるのだろう。
しかし、汚職に直接関わっていなかったからといって「痛恨の極みです」というような陳腐【ちんぷ】な言葉を述べるだけで、彼の県教育界におけるリーダーとしての責任は免【まぬか】れるものなのだろうか。
腐敗しきった構造を見て見ぬふりしてきたであろう教育長を始め、司直の手にはかからなかった各自治体の教育委員会、教育長その他のすべての「先生」たちの責任感を問う、ても始まらなかったか。

私も、ずいぶんと未練がましい。
コメント
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