峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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新しい人たち

2010年03月17日 | 父親と子
東京都の文京区長が育児休暇を取得すると表明し、話題になっている。
区長自らが子育てを楽しみ、子供にたっぷりと愛情を注いでやることが第一義ということだが、同時に組織のリーダーである区長自らが率先垂範することにより、男性職員の育児休暇取得のハードルを下げたいとの思いもあるという。

男性の育児休暇取得について、2006年3月の町内会長会で当時の町長に私たちの町役場の男性職員の育児休暇取得について質したことを「新しい風よ吹け」と題し記している。
そのとき町長は「強制的にでも取らせるようにしなければならない(育児休暇を)。取得率が上がるよう、すぐ研究させる」と答えられた。
しかし、その後、役場に新しい風が吹いたという話は聞いていない。

このところ「イクメン」という言葉をしばしば耳にする。育児に熱心な父親を指し「イケメン」に掛けてこう呼ぶらしい。最近、育児に関する父親向けの情報誌の売れ行きが好調だとかで、その筋によるネーミングなのだろうが、マスメディアが喜んで用いている。

それはともかく、4人の子供の育児を精一杯楽しませてもらった父親の1人としては、子育てを大切なものと考え、それを積極的に楽しもうとする若い父親が増えてきていると聞くと、感慨深いものがある。

ときどきコメントをよせていただいているけんじさんは、職場で先駆けて育児休暇を取られたと聞いている。
天使の父親である研二くんは、天使を抱っこしたまま彼自身が眠っていることがあった。疲れからうとうとしているのだが、それでも天使をしっかりと抱いたままなのだ。彼の我が子によせる愛情の深さと同時に、育児に主体的に関わっていこうとする気持ちが感じられ、微笑ましかった。

だれに踊らされるのではなく、本当に大切なことをきちんと大切にできる主体性を持っていたいと思うが、子育てほど、楽しく面白く、尊いものを私は他に知らない。
コメント (2)
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