いやあ、驚いた。
昨夜、久し振りに将棋の渡辺竜王のブログを訪ねると、大変な事態になってしまいました云々とある。
何事だろうと早速、日本将棋連盟のHPを覘くと第29期竜王戦に挑戦者の三浦弘行九段が出場しないことになり、代わりに挑戦者決定戦に出場した丸山忠久九段が繰り上がりで渡辺竜王と対局することになった旨、また連盟は、三浦九段を2016年12月31日まで出場停止の処分としたとの記載があった。
しかし、その処分の理由については言及されていない。そこで、ネットで調べてみて驚いた。三浦九段が対局中にスマホに搭載の将棋ソフトで不正をした疑いがあるというのだ。
三浦九段がどれほどの大棋士かは、既に報道されている通りだ。96年、当時の羽生善治七冠の棋聖に挑戦し、見事にそのタイトルを奪取し、羽生さんの七冠独占の一角を崩した。また、順位戦A級在位15期・竜王戦1組在位9期を誇る紛れもないトップ棋士の1人なのだ。
その大棋士が不正をした疑いがあるとして説明を求められ、結果的にタイトル戦に出場できなくなった。将棋ファンの1人として大きなショックを受けている。
ただし、三浦九段は「不正はしていません。ぬれぎぬです」と語ったと伝えられている。三浦九段の言葉を信じたい。