改めてだが、私が住む所は「加賀美」であり、隣接して「都留岐」に「多麻」とある。
「加賀美」は「鏡」に通じ、「都留岐」は「剣」、「多麻」は「玉」に通ずる。
鏡・剣・玉と揃えば、日本神話において、天孫降臨の際に天照大神が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けた3種類の宝物・「八咫鏡(やたのかがみ)」「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」すなわち、三種の神器に通じる。
さらに、我が三国地区の隣は「神根(こうね)」地区だ。「神根神社」も存在する。
何故、このような地名が付いているのか定かではないのだが、この地域の雰囲気からして、私の暮らす一帯は、何とも神々しさに満ちている。
ちなみに、私の父方の祖父である峰野佐久馬は宮司だった。したがって私は神道なのだ。
(明治22年【1890年】川内在住・峰野佐久馬宮司の発案により地区住民の海上安全・大漁満足・五穀豊穣を祈願し建立された)と、今も平戸市川内町の住民によって大切に守られている金毘羅神社建立の経緯が、新たに再建された記念碑に記されてある)
私は、導かれ、この地にやって来たたのかもしれない。