峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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導かれるように

2015年04月10日 | 父親と子

くるみさんが学ぶ大学院の入学式が一昨日行われ、女房どのと共に列席するため朝7時過ぎ自宅を発ち福岡へと向かった。
高速道を愛車アルファ159を駆って快適なドライブで2時間弱、くるみさんの部屋に着くと彼女は登校の準備をしつつ、昨日の実験の記録をノートに記しているところだった。

入学式を前に、4月に入るやいなやくるみさんは研究室に通っている。すでに実験に追われる日々を送っているという。
実験以外にも研究室の先生たちに食事や飲みに誘われてはいろいろとアドバイスを受けているそうだ。大切に育てられているのを感じる。

医科学専攻修士課程に入学後、従事できる研究室は60を超える。学生は、事前にその中から希望する研究室を選び、教授とコンタクトを取り、受け入れの内諾を得る。
修士課程の募集定員が20名だから、仮に全ての研究室に学生が1名ずつ入ったとしても40を超える研究室が新しい学生を得られないということになる。学生は、選ばれるのだが、大学院、研究室も選ばれている。就職についても同様に、いついかなる時代にもいい人材は求められるのだ。

大学間の競争が激しくなってきているようだが、研究者の、中でも理系の研究者の競争は厳しいと聞く。それがいい意味での競争であることを願う。
そういえば、iPS細胞研究に楽天の三木谷さんから2.5億円の寄付があったと昨日の新聞が伝えていた。それはそれで結構なことだと思うが、一方で、競争にふさわしくない分野や基礎研究に対してこそ手厚い資金援助がおこなわれるべきだと考える。

生来の旺盛な好奇心により、くるみさんはここまで導かれてきた。研究のみならず彼女の「もっともっと広い世界を見てみたい」という思いは膨らみ続けるのだろう。女房どのと2人してそれを見守り、支援したい。


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