20日・日曜日午前10時から集会所にて、私の暮らす西町町内会の27年度の総会を開催した。この日、私は強い決意でこの総会に臨んでいた。
総会成立の確認後、会長挨拶、議長選出と続き議案の審議に入る。27年度の活動報告、決算報告、監査報告と進み、続いて28年度の活動計画案、収入・支出の予算案まで滞りなく進んだ。
そして、いよいよ新年度の三役選出の審議に入った。例年、会長・副会長・会計以外の役員からなる三役推薦委員会が事前に根回しをしていて総会の場で出席者の同意を取り付け、決定するという運びになっていた。
当町内会の町内会長の任期は1年、再選を妨げないがそれも5年を限度としている。私が町内会長役をお引き受けしたのが2005年4月だから今期一杯で丸々11年務めさせていただいたことになる。
5年満期の時、跡を継ぐ方がいないということで特例措置が講じられた。そしてそれから再び5年が経過した昨年、どうしても跡を継ぐ方がいないと推薦委員会のみなさんに泣きつかれる格好で続投を承諾をしてしまっていた。
役員のなり手がいないのと組織率の低下は、全国各地の町内会・自治会にとって共通の悩みだ。
半強制的な募金の集め方を始め、町内会・自治会はいくつかの問題を抱えながら、そのリーダーたちの認識が甘かったり、目をつぶったりと、これまで問題に向き合おうとしてこなかった。また、行政も、町内会・自治会をうまく利用することだけしか考えてこなかった。それが今、付けとなって回って来ているのだ。リーダーの責任は当たり前だが、重い。