峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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15

2007年08月13日 | 父親と子
先週の金曜日の夜、NHK総合テレビ『プレミア10』で『尾崎豊がいた夏~知られざる19歳の素顔~と題して、伝説となっている大阪球場での彼のライブの模様が紹介され、あらためて尾崎豊に魅了されていました。

10年くらい前からでしょうか、NHKは毎年この時期になると、必ずといっていいほど尾崎の特集を組んでくれます。
ある年の生放送の特番で、尾崎の歌にまつわる思い出を視聴者から募り、歌に合わせ、それを紹介するという趣向の番組が放送されたことがあります。
そこで私は、彼のデビューシングルである『15の夜』に関して、尾崎の存在を私に教えてくれた当時の15歳の少年たちとの思い出を綴【つづ】りファックスを送ったのでした。

数曲後『15の夜』のイントロが流れてきました。「きっと、お父さんの読まれるから」、家族と共に息を詰め、耳をそばだてました。すると、誰だったか名前は忘れましたが、ある俳優が、よく響く低い声で私の送ったファックスを朗読し始めたのでした。「わぁ~、すごい!」

この夜、番組の中で、気鋭の脳科学者・茂木健一郎さんが尾崎の魅力を語っていましたが、彼はカラオケで『15の夜』を歌うといいます。
ん~、やるもんです。私は、せいぜい『I LOVE YOU』ですから。
 
15の夜 詩・曲・歌/尾崎豊
落書きの教科書と外ばかり見てる俺 
超高層ビルの上の空 届かない夢を見てる
やりばのない気持ちの扉【とびら】破りたい
校舎の裏 煙草【たばこ】をふかして見つかれば逃げ場もない
しゃがんでかたまり背を向けながら
心のひとつも解りあえない大人達をにらむ
そして仲間達は今夜 家出の計画を立てる
とにかくもう学校や家には帰りたくない
自分の存在が何なのかさえ解らず震えてる15の夜

盗んだバイクで走り出す
行き先も解らぬまま
暗い夜の帳【とばり】の中へ
誰にも縛られたくないと
逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした15の夜


尾崎が僕らの前から姿を消して15年になります。
私に尾崎の存在を教えてくれたあの頃15歳だった少年たちも、もう35歳を過ぎてしまいました。
そして、もうすぐ15歳になるくるみさんが時々、尾崎を聴いています。

何もかも変ってしまったようですが、でも、何も変っていません。
今度、私もカラオケで『15の夜』を歌ってみようと思います。


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