峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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誰かのために

2016年01月21日 | 父親と子

くるみさんがこの春から修士2年生となる。進学か就職か、再び大きな選択を迫られている。

有紀さんの結婚式で会った際、就職の道を選ぶことに決めたと話してくれた。指導教員や研究員は、彼女の性分等から大学に残っての研究の道を勧めてくれたそうだが、早く自分で稼ぎたいというのが主な理由だった。

週明けの寒い日、2日間に渡り、ある製薬会社の交流会に参加したらしい。ラインで感想を聞くと、発表はうまくできたけど、自分の研究をもっと勉強しなければと思ったよと返ってきた。
研究所の所長さん始め研究者の方々には親しく話をしていただき楽しかったそうだ。

製薬会社の研究職は、500倍前後の狭き門と聞く。かといって、大学に残るのも、もちろん容易な道ではない。
同情して、大変だねと言うと、ホント、毎日考えることばかりあって大変とこぼした。

時として、切ない思いが募るが、誰かのために、何かのためにを胸に抱き、志高く進む娘を誇らしくも思う。

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