岡山に移って来て住んでいる家屋は、直前まで住んでおられたご夫婦がリフォームされて間もない状態だったので、そのままで何の不都合もなかった。
ただ、常日頃から、毎日、三度々々の食事を用意してくれる女房どのの大変さを感じている私は、台所だけは、出来る限り良い環境を用意してやらなければと考えていた。
実際、移住する前の住居の台所は近年、システムキッチンを入れ替えたばかりのところだった。
移り住んだ家の台所は、使いやすくまとまっているものの、十分な広さがなかった。また、南に面した部屋に隣接し、窓は東側の土間に向いて設けられているだけで、昼間でも灯りが必要だった。
そこで、昨年のことになるが、リビングとダイニングを含めての大幅なリフォームを決行することにした。
システムキッチンを一新し、素晴らしい景色の広がる南向きに設置した。女房どのが一番長く居るキッチンを中心としてダイニングとリビングを一体的に使えるよう間取りしたのだった。
毎日の朝食・昼食・夕食の献立を考えることから始まり、買い物、そして料理、さらには洗濯に掃除と女房どのは今日も私たち夫婦の暮らしの土台を支えてくれている。