日本を皮切りにアジア諸国を歴訪したトランプ米大統領は、14日、フィリピンのマニラで東アジアサミットに集まった各国首脳らとの昼食会に出席した後、帰国の途に就いたという。
何かとお騒がせな大統領だが、日本では松山選手を交えての安倍首相とのゴルフ外交が来日前から大きな話題となっていた。
その日、夜のテレビのニュースでは楽しそうにラウンドする3人の映像が流れていた。首相は、会話が弾んで突っ込んだ話もできたと胸を張っていたが、実は、ラウンド中、信じられないような事件が起こっていた。翌日、ネット上のニュースでそれを知ったのだが、なんと、安倍首相がバンカーで転倒したというのだ。その映像は早速ユーチューブで拡散されていた。広く地上波の全国ネットでテレビ放映されなかったのは、その映像を撮影したのが何故かテレビ東京のみだったという。
それはともかく、その衝撃的な映像とはこうだ。
バンカー内に入ったボールを安倍首相が出そうとするが1打目はボールをバンカーから出せず、2打目で何とか脱出。ここまではアマチュアゴルファーによくあることだ。しかし、ここからの首相の行動が一般のゴルファーのそれとは異なっていた。
普通、アマチュアゴルファーはバンカーショット後、バンカー内につけた足跡とかクラブを振りぬいた跡を後続のプレーヤーのためにバンカーレーキ(熊手のような道具)を用いて自らならす。
だが、そこは一国の総理大臣、首相の代わりにどなたかがバンカーレーキでならしていた。そして、その後に事件は起こった。
普通、バンカーには土手の低い方から入って、低い方から出る。それが自然だ。特にバンカーレーキを使用した場合、あごの高い方から出るには無理がある。仮にレーキを手にしていなくとも自然とそうなる。
ところが、首相は何故かバンカーのあごの高い方めがけて駆け上がり、上がりきったところで体のバランスを崩し、後方へもんどりうって転がり落ちたのだ。
私も、そこそこ長いことゴルフをやっているが、そんなところを見たこともなければ聞いたこともない。まさに衝撃的な映像だった。
グリーン上でのOKボールを、トランプ大統領が拾い上げ安倍首相に投げて渡そうとした際、安倍首相がそれを捕れなかったことと合わせ、安倍首相の体調不安説まで再燃するなど、この衝撃的な映像が一部で波紋を広げているとニュースは伝えている。