峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

反骨の人

2021年11月15日 | スポーツ
午前10時から始まったメジャーリーガー・大谷翔平選手の記者会見は、1時間以上も続きました。
ご覧になられた方もいらっしゃったと思います。

大谷選手と記者たちとの一連のやり取りを聴いていて、ああ、この人も反骨の人なんだなと思いました。
それにつれて、野茂英雄さんとイチローさん、2人の元メジャ-リーガーのことを思い出しました。

日本人メジャーリーガーのパイオニアと言われているのが野茂英雄さんです。
野茂さんは、メジャーリーグで2度のノーヒットノーランを達成しました。

イチローさんの活躍は、野球ファンでなくても知らない方はいないでしょう。
イチローさんも、メジャーリーグで数々の記録を残しています。
中でも、2004年にそれまで84年間破られることのなかったメジャーシーズン最多安打記録257安打を更新し、最終的に残した262安打の記録は、今なお破られることなく燦然と光り輝いています。

3選手には、独自のスタイルを貫いたという共通点があります。
野茂さんの「トルネード投法」、イチローさんの「振り子打法」、そして、大谷選手の「二刀流」です。

野茂さんは、ドラフトで近鉄バファローズに入団契約時に投球フォームを変更しないという条項が付け加えられたと伝えられています。

イチローさんは、愛工大名電高卒業後に入団したオリックス・ブルーウェーブの二軍時代、あの独特の「振り子打法」を矯正するよう一軍の首脳陣に再三求められますが、それをかたくなに拒否し続けたと伝えられています。

大谷さんも同様です。
大谷選手は、プロ野球ドラフト会議前にメジャーリーグへ挑戦する意思を明確に表明しました。
それでもあえて、日本ハムファイターズが指名を強行、大谷選手を単独指名して交渉権を獲得します。

大谷選手は「自分の気持ちは変わりません」と指名の挨拶に訪れた日本ハムに対し面会を1度は拒否しています。
結局、「二刀流」育成プランなど日本ハム側の手厚いバックアップ体制を引き出すような形で入団することになります。

また、メジャー行きに際して、大谷選手は20球団以上からのオファーを受けたと伝えられています。
その中から、大谷選手は独自の視点で各球団を分析し、二刀流を実現させられる球団としてエンジェルスを選んだと伝えられています。

常識にとらわれることなく独自のスタイルを考案し、確立させ、誰が何といおうと、それを貫き通すという点で三者は見事に共通しています。
その精神を、反骨そのもののように思うのです。

ちなみに、イチローさんは、あの国民栄誉賞を4度、断っていると伝えられています。
突出した反骨ぶりです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 失意の先へ | トップ | 天使からの贈り物 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (放浪一世のブログ)
2021-11-15 18:09:28
一念岩をも通す?天才。
返信する
Unknown (峰野裕二郎)
2021-11-15 18:22:28
天才なのですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

スポーツ」カテゴリの最新記事