峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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広場を夢見て

2007年04月16日 | 町内会長
昨日は、お隣の芳ノ浦町内会の神社の例大祭にお招きをいただき、出席しました。
高台の公園の奥に小さな祠【ほこら】があり、そこで、毎年この時期、芳ノ浦町内会のみなさんは、新入学児童の健やかな成長を祈願してこられました。
今年、9名の可愛らしい新1年生たちもお父さんやお母さんと共に、神妙な面持【おもも】ちで参拝していました。

神事が終わると、公民館で「なおらい」です。町内会の長老の方々、世話役の方々、副町長、お隣の東町町内会長と共に、ご婦人方が昨日から作られたというご馳走をいただき、お神酒【みき】をいただきました。

この神事、今年で30回目になるそうです。新しく小学校に入学する子供たちの健やかな成長を町内会のみなさんで祈願し、同時に世代を超えて親睦【しんぼく】を深め、また、近隣の町内会との親交を結ぶといった、特に、今日、ますます意義深い行事になっているように思われます。

この日、いつもの誘い誘われる仲間はいなく、お昼頃になり、失礼しようとご挨拶していると、現場を見るから一緒に帰りましょうと副町長から声をかけられました。

13日の町内会長会の席で、行政から「佐々町国民保護計画」及び「佐々町地域防災計画」なるものに関する説明が行われました。
以前の会議で、地域防災に関する話があった折、資料の「災害時避難場所一覧表」の中で地震の場合の避難所の指定のない町内会がいくつかあり、それについて町の考えを質【ただ】していたのですが、今回もそのままになっていました。
そこで、今回、具体的に私たちの町内会の例を挙げ、避難所としての働きと共に、いくつかの観点から「広場」の必要性を訴えました。
その席での総務理事の回答は納得のいくものではありませんでしたが、町長の今後、真剣に検討させていただきたいというという言葉に、それ以上申し上げるのを控えました。町長には折に触れ、広場の必要性を訴えてきていました。

その後、懇親会の席で総務理事とその件について再び話をしたところ、意外にもすぐに理解を示していただきました。具体的な場所の話になり、なんと、私が考えている場所より、もっと広い場所はないかとまで言っていただきました。
さらに、金銭面での町内会の負担の有無を確認すると、町の責任でやると言い切っていただきました。

この件について、懇親会の席では副町長と深くお話しすることはありませんでした。ただ、この日の神事の前に、世間話程度に触れたところ、広場は必要ですねと言っていただいていました。
それが、思いがけない副町長の先の言葉につながったようでした。

芳ノ浦公民館から私たちの集会所までは歩いて2,3分です。間もなく、集会所に着きました。
集会所に隣接してほどほどの広さの空き地があります。私は、ここを町内会の広場にできたらどんなにいいだろうかと考えてきたのでしたが、副町長は、現場を紹介するなり「これはいい。これはいい」と何度も繰り返され、広さを目測しておられました。
さらに、地主さんにそれとなく意向を伺うことも了承されました。

敷地いっぱいに建てられ、駐車場もない集会所、密集して建つ家屋、火事や地震の際に一時的に避難する場所もない、私たちの町内会です。
2年前から始めた「招福もちつき祭り」の際に、先の空き地を使わせていただいているのですが、事前事後、お願いとお礼に佐世保市に住んでおられる地主さん宅まで出向いています。昨年から夏休みのラジオ体操も、そこを使わせていただいています。
さらに、今年から夏祭りを計画しています。私が町内会長でいる間は、地主さんのお宅を訪問するのは苦でありませんが、次の代からのことを考えれば、このままにしてはおけない問題です。
なんとか、多くの方の理解を得て、私たちの町内会に広場が誕生するのを夢見ていたいと思います。
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