今日の午後、九州電力の佐世保営業所長兼長崎支社部長がご挨拶に見えられた。
私の暮らす町・佐々町は玄海原発から南西の方向わずか30㎞のところに位置する。福島第一原発事故は決して他人事ではない。勢い原発の話になった。
ところで、福島第一原発の事故処理費が21,5兆円に膨らんだことを9日、政府が発表した。これは、3年前の2倍に当たる額だそうだ。いったい誰がそれを払うのか。結局は国民にのしかかってくることになる。原発事故費を電気利用者につけ回す手法がほぼ固まったと新聞が伝えている。
ちなみに、立命館大学の大島堅一教授がこの21,5兆円の事故処理費をもとに原発の発電コストを試算したところ、1kW時で火力より3円ほど高かったという。そうだとすれば、原発は全く間尺に合わないことになる。
もっとも、間尺に合う合わないより大切なことがありはしないか。