峰野裕二郎ブログ

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村山聖杯将棋怪童戦へ

2018年01月19日 | 子育て日記

この度、くるみさんには、すっかり悪いことをしてしまったので他に何か小学生の全国的な大会がないかなと探したところ、ありました。
広島で昨年から始まった「村山聖杯将棋怪童戦」です。

「村山聖(さとし)」さんのことは、将棋界のことをご存知ない方でも大崎善生著「聖の青春」がドラマ化されたりしたことで、お聞きになられたことがおありかもしれません。

今年第2期を迎えるようですが、昨年の大会の様子を調べると、東京辺りからの強豪の参加もありました。
みんなに提案すると「行こう!行こう!」と言ったのは、くるみさんではなく女房どのでした。女房どのは、家族でどこかへ出かけるのが大好きです。

申し込みの締め切りが5日で、ぎりぎり間に合いました。ホテルもとることができました。16日出発なので新幹線の切符が多少気がかりですが、まあ何とかなるでしょう。

                  200389日(土)記
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有紀さんとくるみさんが将棋を指すようになる以前、夏休みには熊本・宮崎方面へ家族旅行に出かけるのが常だった。しかし、2人が将棋を指すようになってからは小学生名人戦西日本大会で大阪へ、倉敷王将戦で倉敷へ、そして中学生選抜選手権では天童へと出かけるのがその代わりとなった。

村山聖杯将棋怪童戦は、広島県出身の夭折の棋士・村山聖九段を顕彰するため地元の府中町教育委員会、広島将棋同好会支部、中国放送、中国新聞社が主催し、村山聖九段の師匠である森信雄門下と村山聖さんのご両親が協力しておられる小中高生のための将棋大会だ。

大会前日に広島入りし、先ず、みなで平和公園を訪ねた。原爆資料館を始め、原爆死没者慰霊碑、原爆の子の像などを見て回り、戦争の悲惨さ、そして平和の尊さを改めて噛みしめた。

翌日、中国新聞社ビル内の大会会場を訪ねると、受付には当時まだ中学生だった奨励会初段(現八段)の糸谷少年がいた。将棋を指す人はみんな理系だけれど僕は文系ですなどと、いかにも早熟した才子という感じだったが、人懐っこくて、愛嬌があり、屈託無くあれこれおしゃべりしてくれた。

以前にもご縁があった当時21歳の山崎隆之五段(現八段)とは、谷川浩司九段との対局後に山崎五段がとったある動作がネット上でちょっとした物議を醸していた最中で、そのことを中心にあれこれお話をさせていただいたが、彼の謙虚で、真っ直ぐで、飾らない人柄にすっかり魅了されてしまった。

村山聖九段のご両親の伸一さんとトミ子さんにも親しくお話をさせていただき、ご子息の子供の頃の貴重なお話を伺うことができた。

そういえば、当時小学生だった里見香奈さん(現女流五冠)と菅井竜也君(現王位)が楽しそうに練習将棋を指していたのが印象に残っている。
また、この大会で優勝した当時、高校1年の竹内大吾君(現竹内雄吾四段)は後に奨励会に入り、その後、見事にプロ棋士になった。

ひょんなことから広島へ行く機会を得たが、ここでも素晴らしい出会いがいくつもあった。

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2 コメント

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Unknown (けんじ)
2018-01-20 14:17:44
将棋ファンにとっては、ヨダレが出そうな素晴らしい出会いですね!糸谷8段、来期からA級入りですね。楽しみです。
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Unknown (峰野裕二郎)
2018-01-21 14:38:36
有難うございます。
概して、棋士のみなさんは、お話好きが多いように感じられます。
失礼の無いようタイミングを見計らい、お声をかけることで思いがけず深い話を伺うことも少なからずありました。この時の糸谷少年、山崎五段もそうでした。
糸谷八段やりましたね。山崎八段も、早36歳、今期は昇級のチャンスでしたが8,9回戦の連敗が痛かった。しかし、残り2つ勝てば、昇段の目がないわけではないようです。
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