峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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かけがえのない命

2007年05月19日 | 暮らし
容疑者、両手上げ突然外へ 囲む捜査員に抵抗せず(朝日新聞) - goo ニュース

ようやく、しかし、尊い犠牲を払って、一応、事件は収束を見ました。

今夕、この事件を伝えるニュースをテレビで聞いていると、キャスターが解説者に警官の命が奪われたのに、何故、犯人の命は大事にされなければないのかというような意味のことを興奮気味に語りかけていました。

決して彼だけではなく、私が聞く限り、この事件について語るキャスター・コメンテーターの論調は、警察は何故もっと早く強行手段にでなかったのかというものばかりです。

だが、そう主張する人たちは、その時、誰かが殺人者になることを想像しているのでしょうか。それが命令であったとしても、それが仕事だったとしても、人を殺したという事実に、彼がそのことで生涯苦しまなければならないかもしれないことを承知で、それでも、そう言っているのでしょうか。

死刑囚の執行係官は、仕事だからといって平気で職務を遂行【すいこう】しているのでしょうか。戦場の兵士は、戦争だからといって人を殺し、その後、安穏【あんのん】とした人生を過ごせるのでしょうか。

犯人であろうが誰であろうが、人の命に変りはありません。

今年もサボテンの花が咲きました。この世のものとも思えないほどの美しさです。
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