先週は、来月行う町内会「のんびり温泉・日帰り旅行」や、今週金曜日に実施するご高齢者のための「皿山【さらやま】公園ミニ旅行」の案内で町内会を走り回っていました。
そんな中、嬉しいことが2つありました。1つは金曜日に教養部長さんを訪ねたときのことです。教養部長の上田さん【仮名】は多趣味な方で詩吟【しぎん】とか書をたしなまれます。教養部長に適任と、就任をお願いした経緯があります。
2つの旅行の話の後、上田さんが今年の教養部の活動について、町議会の傍聴とごみ処理場の見学を考えたのだが、どうだろうかという相談でした。
「待ってました!」です。
経済至上主義・拝金思想・ことなかれ主義・自分さえよければという思想に損【そこ】なわれてしまった私たち、そのことが隣近所との結びつきを弱め、町内会から活気や力を奪い取ってしまいました。
しかし、自分だけの・我が家だけの真の楽しさとか、安全とか、幸福なんてありません。みんなが楽しいから私も楽しい、世界中が平和だから日本も安全、周りの幸福があって私の幸福があります。
先日の地元の小学校・1年3組で私が絵本の「読み語り」をしたことを、女房どのは毎日発行している自分のクラスの学級通信に載せたそうです。すると翌日、ある保護者が知ってましたと連絡帳に書いてよこしてくれました。
私が「読み語り」に行った学校の1年3組に居合わせた男の子のお母さんと、女房どのが勤める学校で受け持っている男の子のお母さんがたまたま友だちで、楽しかった「読み語り」のことを家に帰った男の子は、一生懸命お母さんに話しました。そのことをお母さんは、友だちである女房どののクラスの子供のお母さんに話したのでした。そこで、その「読み語り」のおじさんと友人の子供の担任とが夫婦であるとつながったのです。
連絡帳には、続けて「自分のことのように嬉しかった」と記してあったといいます。
あの朝、読み語った絵本は、宮西達也さんの『おっぱい』の他、マーシャ・ブラウン 絵/せた ていじ 訳『三びきのやぎのがらがらどん』・かんざわ としこ 文/やぎゅう げんいちろう 絵『たまごのあかちゃん』・なかがわ りえこ 作/やまわき ゆりこ 絵『おはよう』・中川ひろたか 文/村上康成 絵『おおきく なるって いうことは』の5冊でした。
最初の『おっぱい』でゲラゲラ大笑いした子供たちは、2冊目の『三びきのやぎのがらがらどん』になると、固唾【かたず】を呑【の】み、身を硬くして絵本の世界に引き込まれていきました。
『おっぱい』では、子供たちと一緒になり、笑っていた先生でしたが、全ての子供たちの絵本の世界に引き込まれる様を横から見て驚いたようでした。やがて引き出しからカメラを取り出し、子供たちのその様を撮りはじめました。
まだ若い先生でしたが絵本の持つ力を感じることができたとすれば、先生自身と子供たちにとってどれほど幸せなことかと思います。
このようにして、その朝の絵本の「読み語り」は続きました。
あの朝、あのクラスにいた全ての者が楽しく豊かで幸福な時間を過ごすことができました。みんなが楽しかったから、その男の子も楽しくてたまらなかったのです。その幸福な気分を誰かに伝えたくて、下校した後、お母さんに話したのです。
楽しかった絵本とその時間・空間を一生懸命伝える子供を見て、心を動かされたお母さんは、そのことを友人に話さないではいられなかったのでしょう。
そうして、回りまわってその話は私のところまで届き、再び、女房どのと私は嬉しい思いに浸っていられるのです。
みんなが幸せな思いでいられたから私の幸せがあります。
すっかり、話がそれてしまいました。本題に戻ります。
町内会が活性化するためには、それぞれの役割を担う人たちが、活動に主体的に取り組むことが肝要です。みなさんにそのことを意識して丁寧【ていねい】にお話してきました。そして、それが少しずつ芽を出し始めていることを感じてきましたが、上田さんの話は、それがしっかりと根を張り出したことをうかがわせるものでした。
「やりましょう!」と激励させていただきました。
もう1つは土曜日のことです。
「皿山公園ミニ旅行」について、有田さん【仮名】と話した後、花の話になりました。有田さんは、花をたくさん育てておられます。いろいろと町内会のために花で貢献していただいています。
話しているうち、たくさんあるポピーの苗を国道沿いの歌壇に植えようということになりました。
毎年、7月の始めにポーチュラカを植えます。行政に苗や肥料を出してもらい、維持管理作業を町内会で引き受けています。ポーチュラカは乾燥に強く、長く花を楽しめるので冬の花が終わりの頃、バトンタッチにおあつらえ向きの花なのです。
ポーチュラカまでのつなぎに、ポピーをということなので、なるべく早いほうがいい、1人でこの日植えるからと有田さんは言います。好天の土曜日の午後だから急きょご案内かけても人が集まるだろうかと思いながら、有線放送でお知らせしました。
案の定、好天につられてお出かけの方が多く、時間前に2人の方に古い株を抜く作業をしていただきましたが、耕し、肥料をまき、植え付け、水やりを3人で行いました。
しかし、話は最初から自主的・主体的なものでしたから、3人は楽しく作業を行うことができました。
さらに、嬉しかったのは、仕事中、車で通りかかった遠藤さん【仮名】が車から「おつかれさま~」と声をかけてくれていたのですが、作業終了時、再び車で通りかかった遠藤さん、車を止め、冷たい麦茶を差し入れてくれたのです。
自分だけの幸せを考えて暮らしていたのでは、このような喜びを味わうことなどできません。
それが喜びだから「やれる人がやる」、だから「やれない人を咎【とが】めない」他者に寛容な町内会で在りたい思います。
そんな中、嬉しいことが2つありました。1つは金曜日に教養部長さんを訪ねたときのことです。教養部長の上田さん【仮名】は多趣味な方で詩吟【しぎん】とか書をたしなまれます。教養部長に適任と、就任をお願いした経緯があります。
2つの旅行の話の後、上田さんが今年の教養部の活動について、町議会の傍聴とごみ処理場の見学を考えたのだが、どうだろうかという相談でした。
「待ってました!」です。
経済至上主義・拝金思想・ことなかれ主義・自分さえよければという思想に損【そこ】なわれてしまった私たち、そのことが隣近所との結びつきを弱め、町内会から活気や力を奪い取ってしまいました。
しかし、自分だけの・我が家だけの真の楽しさとか、安全とか、幸福なんてありません。みんなが楽しいから私も楽しい、世界中が平和だから日本も安全、周りの幸福があって私の幸福があります。
先日の地元の小学校・1年3組で私が絵本の「読み語り」をしたことを、女房どのは毎日発行している自分のクラスの学級通信に載せたそうです。すると翌日、ある保護者が知ってましたと連絡帳に書いてよこしてくれました。
私が「読み語り」に行った学校の1年3組に居合わせた男の子のお母さんと、女房どのが勤める学校で受け持っている男の子のお母さんがたまたま友だちで、楽しかった「読み語り」のことを家に帰った男の子は、一生懸命お母さんに話しました。そのことをお母さんは、友だちである女房どののクラスの子供のお母さんに話したのでした。そこで、その「読み語り」のおじさんと友人の子供の担任とが夫婦であるとつながったのです。
連絡帳には、続けて「自分のことのように嬉しかった」と記してあったといいます。
あの朝、読み語った絵本は、宮西達也さんの『おっぱい』の他、マーシャ・ブラウン 絵/せた ていじ 訳『三びきのやぎのがらがらどん』・かんざわ としこ 文/やぎゅう げんいちろう 絵『たまごのあかちゃん』・なかがわ りえこ 作/やまわき ゆりこ 絵『おはよう』・中川ひろたか 文/村上康成 絵『おおきく なるって いうことは』の5冊でした。
最初の『おっぱい』でゲラゲラ大笑いした子供たちは、2冊目の『三びきのやぎのがらがらどん』になると、固唾【かたず】を呑【の】み、身を硬くして絵本の世界に引き込まれていきました。
『おっぱい』では、子供たちと一緒になり、笑っていた先生でしたが、全ての子供たちの絵本の世界に引き込まれる様を横から見て驚いたようでした。やがて引き出しからカメラを取り出し、子供たちのその様を撮りはじめました。
まだ若い先生でしたが絵本の持つ力を感じることができたとすれば、先生自身と子供たちにとってどれほど幸せなことかと思います。
このようにして、その朝の絵本の「読み語り」は続きました。
あの朝、あのクラスにいた全ての者が楽しく豊かで幸福な時間を過ごすことができました。みんなが楽しかったから、その男の子も楽しくてたまらなかったのです。その幸福な気分を誰かに伝えたくて、下校した後、お母さんに話したのです。
楽しかった絵本とその時間・空間を一生懸命伝える子供を見て、心を動かされたお母さんは、そのことを友人に話さないではいられなかったのでしょう。
そうして、回りまわってその話は私のところまで届き、再び、女房どのと私は嬉しい思いに浸っていられるのです。
みんなが幸せな思いでいられたから私の幸せがあります。
すっかり、話がそれてしまいました。本題に戻ります。
町内会が活性化するためには、それぞれの役割を担う人たちが、活動に主体的に取り組むことが肝要です。みなさんにそのことを意識して丁寧【ていねい】にお話してきました。そして、それが少しずつ芽を出し始めていることを感じてきましたが、上田さんの話は、それがしっかりと根を張り出したことをうかがわせるものでした。
「やりましょう!」と激励させていただきました。
もう1つは土曜日のことです。
「皿山公園ミニ旅行」について、有田さん【仮名】と話した後、花の話になりました。有田さんは、花をたくさん育てておられます。いろいろと町内会のために花で貢献していただいています。
話しているうち、たくさんあるポピーの苗を国道沿いの歌壇に植えようということになりました。
毎年、7月の始めにポーチュラカを植えます。行政に苗や肥料を出してもらい、維持管理作業を町内会で引き受けています。ポーチュラカは乾燥に強く、長く花を楽しめるので冬の花が終わりの頃、バトンタッチにおあつらえ向きの花なのです。
ポーチュラカまでのつなぎに、ポピーをということなので、なるべく早いほうがいい、1人でこの日植えるからと有田さんは言います。好天の土曜日の午後だから急きょご案内かけても人が集まるだろうかと思いながら、有線放送でお知らせしました。
案の定、好天につられてお出かけの方が多く、時間前に2人の方に古い株を抜く作業をしていただきましたが、耕し、肥料をまき、植え付け、水やりを3人で行いました。
しかし、話は最初から自主的・主体的なものでしたから、3人は楽しく作業を行うことができました。
さらに、嬉しかったのは、仕事中、車で通りかかった遠藤さん【仮名】が車から「おつかれさま~」と声をかけてくれていたのですが、作業終了時、再び車で通りかかった遠藤さん、車を止め、冷たい麦茶を差し入れてくれたのです。
自分だけの幸せを考えて暮らしていたのでは、このような喜びを味わうことなどできません。
それが喜びだから「やれる人がやる」、だから「やれない人を咎【とが】めない」他者に寛容な町内会で在りたい思います。
絵本の読み聞かせを取り上げられたのは、久しぶりですね。
今日のブログの最後の部分を読んで、いつか言葉は忘れましたが、町内会の行事に参加されない、参加できない人に特別な会費負担をお願いするということが取り上げられたことを思い出しました。
その結末がどうなったかには興味はありません。町会会は自主的に活動される人が核になってやり、やれない人のことを気にしないで寛容な町内会を目指すのは、いいことだと思いました。
お友達から「私達の事がブログになってるって~」と
メールを頂き、早速遊びに来ました。
先日は息子が大変お世話になりました。
その日の朝、息子は「今日は本を読んでくれる人が来るって。」
普段何も学校の事を話さない息子が楽しみにしてるので帰ってきてからの息子の感想が楽しみでした。
するととっても嬉しそうに「がらがらどんやった~!!」と。
学校から帰ってきて「ただいま」の次に出てきた言葉それでした。
がらがらどんは、幼稚園で先生からよく読んでいただいてた本らしく、とっても嬉しかったそうです。
なかなかゆっくりと落ち着いて本を沢山読み聞かせてあげる・・・という時間がないのですが、
幸せな楽しい時間をもっと沢山過ごしていきたいと思います。
またお世話になることがあるかと思いますが、
どうぞよろしくお願いします。
『峰野宅』開設直後からご支援いただいている方が数人いらっしゃいますが、特にぶな太さんにはずっと温かく見守っていただいています。
ブログ、塾が済んだ後に記すことが、習慣となりつつあります。これからも、ご助言等いただきますようお願いいたします。
blueskyさん、ご訪問いただき有難うございます。
ご縁ですね。
どうか、お子さんと楽しい時間をたくさんお過ごしください。どんな子も大好きな絵本を親子してたっぷり楽しんでください。
1年生の次回の「読み語り」は9月になります。楽しみです。