新しい年を迎えました。暦が1日進んだだけなのに、やはり新たに感じるものがあります。例年2日から受験生のための仕事を入れていました。今年は4日からで大丈夫なのでほっと一息のお正月です。久しぶりに実家(埼玉県三郷市)帰りました。母が一人、倹しく暮らしています。十六歳の時に東京の文京区から引っ越したので、どうしてもこの地は好きになれませんでした。お正月に帰ると言ったので、母は煮ものをしていてくれましたが、うまくいかなかったとがっかりしていました。まだまだお吸い物の味などは健在です。母とする昔話はやはり千駄木の家のことでした。家内制手工業(洋服裁縫業)だったので、母も労働力でした。若くして嫁ぎ、祖父母や地方から出てきて働いていた娘さんたち面倒を見ながらの生活は大変だったと思います。そんな環境で母との接点が少ないまま育ったせいか、その関係は理解し合えぬまま何十年も続きました。ふと今日母が初めて漏らしました。「母親らしいことってほとんどできなかったわね。学校から帰ってきたからとといって、話をきいてあげられなかったし、一緒に全員で食事はしていたけど、家族という絆は薄かったわね」母がそんな寂しさを抱いて生きていたなんて・・・。私だけがさびしかったのではなかった・・・。強く生きなくてはならなかった母と娘。でも、やっとその寂しさや強がりを認められるようになったようです。母が老いらくの恋をしていた時の幸せそうな写真と最近の私の写真が並んで壁に飾ってありました。母の自慢だそうです。
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- 8年前に洗礼を受けて、新しい人生を生きだしました。洗礼名は『聖ルチア』ギリシャ人の医者であったという福音書のルカの女性名です。残りの人生を人に福音を(嬉しい知らせ)を届ける生き方をしたいと思っています
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