9月9日。母を連れて物忘れ外来に行きました。本人もかなり気にはしているのですが、どうしても自分の状況は認めたくなかったようです。母も知っている私の知人が心配して と連れ出しました。こじんまりとした診療所に安心したようです。やさしそうなハンサムな先生も気に入ったようです。「物忘れ」に「認知症」という病名がつきました。初期の状況でまだこの段階なら・・という先生の言葉でした。患者を最大限尊重した診察は、母に勇気を与えました。その「認知症」を母はしっかり受け止めました。これからの過ごし方に覚悟ができたといいます。その受け止め方は、我が母親ながらあっぱれでした。診断くださったお医者さまだけでなく、ケアマネージャーさん、ペルパーさん、デーサービスの介護師さんたちのあたたかい心が母に前向きな1歩を踏み出させてくれました。どうか、このあっぱれな母が最期まで人として尊厳を保って生きられますように。
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