町を歩いていて金木犀の香りがすると「秋だなぁ」と思う。あれは大学時代だったか、木曽の民宿にお手伝いにいっていたとき、夕方散歩に出ると坂道の所で金木犀の香りがした。古い街並みと坂道と金木犀の香りを思い出すことがある。確か、宮本輝だったと思うが、「胸の香り」という短編を書いていた。香りで人を思い出すことはある。和歌にも「さつきまつ はなたちばなの かをかげば むかしのひとの そでのかぞする 」そんな歌があった。20代30代は許す限り同じ香水をつけていた。「レール・ジュタン」(時の流れ)ニナリッチのものだと思う。大切な人が初めて海外へ出張に行った時の買ってきてくれたお土産だった。今思うとなにか意味深い名前だ。その香水をつけなくなってだいぶ時間が過ぎた。捜してみたら、同じデザインの瓶だった。こういうのはつらいなぁ。
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