やっと日常に戻りました。疲れもあって、やらなくてはならないことがほとんどできませんでした。日曜日の夜、スマホの目覚ましをセットするのがつらいです。「目が覚めた時が朝」とR子さんは言っていました。それがいいなぁと思うのです。スクールガードももういいかなと思うと、一番の問題児が今日はそばにいて離れません。困ったねー。
R子さんが編んで下さったマフラーがあたたかくて、家でも外出時もしています。R子さんがふと「編み物のプロにマフラーを送るなんて失礼しました。Mこさんは自分で上手に編めるのに・・・」と言いました。「とんでもないもう4,5年編んでないわ。マフラーを編んでそれきりかな。私は自分のものはほとんど編まないのよ。みんなだれかのところにいってしまうわ」と私。私が編んだのは、残り毛糸のマフラーだけかな。
陶芸で作ったたくさんの陶灯も手元には失敗作に近い一つしかありません。Yちゃんは、夜中にお母さまがトイレに起きるときに、陶灯の桜がきれいでよかったと。教会のお友達も娘は紅葉の陶灯をいつも付けていると。みんなお嫁に行ってしまいました。
子どもの頃から、何かをいただいても「家にあるからいらないの」と断ってしまったそうです。ご近所の方に母は対応に困ったとか。長女の私のために家族が揃えてくれたものは、たしかにいいものでした。おもちゃでも洋服でも高いものというよりは色合いのいいものなど選び抜いたようです。だから、いらないのになったのかもしれません。要は、甘やかしだったのでしょう。その甘やかしがよかったのか、私は自分のものはあまり欲しがらずにいました。
でも、あたたかなR子さんのマフラーに包まれて、ああ、私はいつも自分のものは後回しだわと思うのです。もしかしたら、「ほしい」と言ってはいけないと思って育ったのかな。
わがまま言ってあれが欲しい!!と道に寝転んで駄々をこねた子になればよかったのかな。もう遅いですね。わがままで甘えられる子になれればよかった。
ヒコにゃんのお城のお堀です。