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さいごのランナー

2019-01-04 12:19:38 | 日記

「10時ごろ駅伝を見に行きませんか?」のメールがお友だちから入った。今日一日一緒に彼女と過ごすことになっていた。彼女が駅伝を見ているとはわからず、駅伝の復路は見られないかな と思っていたところへのメールであった。10時ではペースが速いので間に合わないかもしれないと早めに待ち合わせて国道沿いまで歩いた。予想よりも人が少なく、ランナーは見られそうだ。中継を聞きながらランナーを待つ人もいる。応援の人で平塚のホテルと旅館は満員だ。スピードも速いので写真は撮れないとカメラは置いていった。TVの中継車と白バイがくるとランナーが走ってくる。たすきを渡されたばかりなので元気がいい。どのランナーにも「がんばれー」の声援が飛ぶ。そして、関係者からは「できるだけ最後のランナーまで応援下さい」という声がある。

友だちが面白いことを言った。青学が3位の頃だ。「そうようね、チームの10人が区間のランナーの中で1番速いということはないもんね。やはり監督の戦略かしら?」と。速い者は速い の世界なのかもしれないが、何が起こるかわからないのがこの駅伝のおもしろさかもしれない。

私たちは競争の世界を生き抜いた世代だ。団塊の世代のあとで、そのあおりが多かった。特に進学に関しては、偏差値輪切り時代だ。一浪は覚悟の時代でもあった。なぜか1年違うだけでも、団塊の世代とは違いがあった。それが競争に勝つ ということに対して「?」マークが少しついていたことだ。中途半端な世代だった気もする。そして、私は落ちこぼれた。そのまま、いまもそうだ。

私の周りは、いま1番の人が多い。そう過ごしてきた立派な人ばかりだ。そのギャップの中で、いかにマイペースで生きるか、それはとても難しい。京都のうつくしい仏さまよりも、土の中から出てきた手のないような仏さまがすきなのはそんなことかもしれない。

 


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