朝から雨。それでも今日は陶芸に行ける。昨日の朝、コーヒーをこぼして大仕事になった。我が家は炬燵なので被害は大きかった。でも、炬燵も終わりの季節、ちょいどいい ということにした。
電車のドアが自動になった(今まではボタンを押して開ける)。今日のアナウンスでわかったが、コロナウイルス対策の換気のためだという。1日に何回「コロナ」という言葉を耳にして、目にするだろう。電車のなかで話す高校生はまるでコロナは無関係のようだった。若者が都会で街に出かけるのもこのレベルなのだろうか。
朝ドラも明日で終わろうとしている。今朝の最後のシーンは長浜の琵琶湖畔だった。それこそ、しおにぎりと若鮎の佃煮を持ってランチにでかけるところだ。私が初めて訪れたのは、桜ではなく真っ赤な紅葉の季節だった。その鮮やかな朱は目に焼き付いている。
先日沖縄へ取材に出かけた時に、一人の方が「僕は奥さんと海外に出かけても写真を撮らないんだよ。しっかり目に焼けつけて帰るんだ。お土産も買わない」と話されていた。そう、本当はそれがいいんだよね。心のフィルムに焼き付けるのが。そうするとその時間が一緒に過ごすことだけに集中できる。あのとき、あなたは何を祈ったのだろうか・・・。
高級なスポーツ車も大きな家も会社も素敵な恋人も 夢に消えてしまった と言った人がいたが、持っていけるのは思い出だけですよ と言った。心のフィルムだけは盗まれずに消えることもない。人生の最後に、年老いた二人のアルバムもわるくないかもしれない。
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