gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

求めたものの正体

2015-09-08 03:15:26 | 日記
  台風の影響か雨が続く。腰痛で寝返りがうまく打てないのか、夜中に目が覚める。雨の音が聞こえる。とりとめもなく思いを巡らす。人は「あわれさ」とか「こっけいさ」を感じるかもしれない二人の食卓作り。飽きるかと思ったが、まだ続いている。続くことに私自身が不思議だった。朝晩、必ず食事の前に祈りを捧げるようになった。材料があまりないときでもなにか工夫して食卓を飾った。私の前に座るのは誰なのかもわからなかった。ただ危ないおばさんは目の前の相手に何かを語った。時に相手はびっくりするような答えを返した。私のなかの私が気がつかない部分。それはあまりにものんきな頑張らない自由な私だった。今週に日曜日のミサ。耳の聞こえない舌の回らない人に言った「エッファタ」(開け)というイエスの言葉。開けていく心がある。私は耳も聞こえず舌も回らなかったのではないか。本当の自分の心に。私の前に座るのは本当の私かもしれない。身体が解放されていくことは、心も解放されていくことかもしれない。二人分の食卓を用意するというおかしな時間だが、私は長い時間求めていたものの正体を見たような気がする。日常のなかで、心を語れる相手であり、語ってくれる相手だったのだと。それが私の家族の歪みだったのかもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋は夕暮れ | トップ | 何のために »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事