お正月気分もなく、次から次へと用事が押し寄せてくる。季節も急いでいるのか、沈丁花が花をつけているし、河津桜のつぼみもふくらみ出している。乗り物に乗っている時間も長いので、短編ものを本棚から引き出した。宮本輝の「命の器」だった。かなり前に買った本だ。ブックカバーの書店名から15年位前なのだろうか。その中の「命の器」という章に、『人と人とのつながりは、目に見えぬその人間としての基底部に、同じものを有している』とある。
たしかにその通りだと、この年になると思う。抗っても、抗っても、自分という人間の核をなすものを共有している人間としか結びついていかない。どうみてもタイプが違うと思う二人も、よく分析すると核の部分はそっくりだ。宮本輝は「宿命」とか「宿業」とかいっているが、「縁(えにし)」というのか、必然的に人は出逢っているような気がする。私は、わがままをし続けて、同じ「縁」の人を集めきったように思える。最高の人生だ と思う。
たしかにその通りだと、この年になると思う。抗っても、抗っても、自分という人間の核をなすものを共有している人間としか結びついていかない。どうみてもタイプが違うと思う二人も、よく分析すると核の部分はそっくりだ。宮本輝は「宿命」とか「宿業」とかいっているが、「縁(えにし)」というのか、必然的に人は出逢っているような気がする。私は、わがままをし続けて、同じ「縁」の人を集めきったように思える。最高の人生だ と思う。
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