比較的暖かい日でした。気ぜわしく用事をたした後は、3駅先の陶芸教室へ。はて?何か月ぶりでしょう?、という感じです。なかなかお休みが火曜日はとりにくかったり、夏は暑くてギブアップ、9月からはシニアサッカーの取材が始まり忙しく通えませんでした。陶芸を優先することができませんでした。やっと仕事の休みと教室の日を合わせることができて、今日は出かけることができました。北へ向かうので、周囲の山はだいぶ錦がきれいでした。先生は96歳。現役で作品つくりの指導をされます。
腰は曲がっていますが、手先は私などより器用に動きます。(比較対象が違いますね)先生のそばで、作業を見ているのが好きです。今日は、素焼きの終わった作品にやすりをかけて仕上げです。ただ無心で、でこぼこのところを削っていきます。時間を置きすぎたので、固くなりました。みなさんも(7人くらい)自分の作品つくりをされています。
ああ、この時間がほしかったなぁ、と思うのです。陶芸はかれこれ5年近くしていますが、今が3人目の先生です。陶芸は難しいです。なかなか思うようには仕上がりません。窯から出しても、作品として使えるかどうかはすぐにはわかりません。それなりに器用にこなしてきた私には、その世界に入り込める一番いい作品制作かもしれません。あえてろくろを使わず手びねりなので、同じようにはできません。そのできなさが面白いのかもしれませんね。今までの先生たちよりも細かいところを隣で丁寧に教えてくださいます。もの作りの「こころ」が伝わるのです。(先生も自分の世界です)
来年からは、まじめに通おうと思いました。のんびり、だれにも左右されず、私の時間で私の作品を作ろうと思いました。(写真は3年前くらいたくさん作りました陶灯です。いまは食器です)