今日は旧暦の8月15日。朝日新聞天使人語に、井上ひさし氏の「芭蕉通夜舟」という芝居に「なぜ月はあんなにも美しいのだろう。なぜだ?たぶん、月に持ち主がいないからだろう」というセリフがあると紹介されていた。いいセリフだ。月夜というものは、ひとをロマンチックにさせることもある。そうかと思うと、ヨーロッパの伝説ではないが、狼のように月に向かって吠えたくなるような気持ちにもなる。そういう魔力もある。遠く離れた恋人が、同じ月を見てくれているだろうか という思いもあるようだ。「嘆けとて 月やはものを 思はする
かこち顔なる わが涙かな 」だれの和歌か覚えていたら、西行の和歌であった。今宵は雨か?何を想おうか?
かこち顔なる わが涙かな 」だれの和歌か覚えていたら、西行の和歌であった。今宵は雨か?何を想おうか?
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