大寒。さほど寒くない朝でした。お庭は掃除の仕事に出かけました。八幡さまの空気がやわらかいです。陽ざしの中にもどことなく春のやさしさがあります。冬至から日が延びて、少しずつ春が近づいているのでしょうか。明日から大寒波がくるようですが・・・。
土に触れると、あたたかいです。コンクリートではわからない気温の変化があります。そこからエネルギーが出てくる感じです。地下から水をくみ上げている井戸から流れ出る水はあたたかく、やはりエネルギーを感じます。松の落ち葉の下には、雑草が伸びだしています。自然は正直にエネルギーを出してくれます。この地に来てから元気になれたのは、そんな自然のエネルギーなのかもしれません。
年を取ると、どうしてもエネルギーが外へ出ていくのではなく、自分のなかへ入れてしまうような気がします。それは、陶芸展で若い人の作品を見た時に、溢れてくるエネルギーを感じたことでした。技術も頂点に達しているベテランの先生の作品よりもその溢れてくるエネルギーを尊いものに感じました。
あたらしい景色を見たいと思った日から、エネルギーを外へ向けていこうと思いました。どうしても自分の中へ込めてしまう癖がなおりません。自然に触れて、感性が動くとエネルギーが外へと動くようです。地面のあたたかさを感じ、陶芸の土のあたたかさも感じて、エネルギーをもって生きたいと思うのです。
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