今夜は町会4連合の人権学習会主催の「紫式部と近江」~平安時代の女性貴族の姿~という講演会が近くの集会所でありました。いかめしい名前の団体が主催のタイムリーな演題でした。時間の関係で女性の人権問題はごくさわりでしたが、NHKドラマと史実の違いのおもしろいお話でした。久しぶりに文化的な話を聞きました。コロナを挟んで、すっかり文化的なものから離れていたことに気が付きました。もっと知的な好奇心は強かったのに・・・。
学童クラブのミーティングで、子どもたちの支援員に対する暴言について話し合いました。「くそばばあ」「はげ」「うるさい!じじい」等々、支援員を傷つける暴言は日常茶飯事です。この子にとって私たちはどういう立場なのだろうか。
サブリーダーが言いました。「その暴言についてきちんと自分の意見を言いましたか?先生は。そのような立場ではないと抗議しましたか?」。ぐさっとむねに刺さりました。黙ってその暴言を許していました。それだけでな数々の抗議しなくてはならない時に(そうではありませんと)何も言わずに黙っていた過去の私が浮かび上がりました。大人同士問題なら特に争いたくない、自分が黙ればそれで何も問題にならないと、そう思ってきました。
なぜ、自分の正義を守らなかったのだろうか?争いになるのが嫌だった。私が悪いのだ。自分を卑下しすぎていたのだろう。自信がなかった。そうして、いつも逃げていて、本来の自分の姿を自分で下げていたような気がしました。
「君は何でもできる!」と元夫は嫉妬した。私はただ算数の問題が解けただけじゃない、と思っていた。そうじゃなかった。自慢話ではなく、私はいろいろチャレンジして人にできないようなことを成功させてきた。
講演会の帰り道、「かもめはかもめ」の私から、飛び立とうと思えました。自分を卑下していたら、大事なものをなくしてしまします。大事なものを自らの手で捨ててきたことに気が付きました。
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