今朝はジージャンを羽織るほど涼しかったです。でも、今がこの地では一番いい気候のようです。これからは寒さに向かいます。夕方も6時になると、雲の低いところだけは赤く染まり、空はもう暗くなります。さびしい季節に向かいますが、さびしいと思う感情は決して、悪い感情ではないそうです。そうですよ。
ジャニーズ事務所の性加害問題の会見が行われました。昨日からすでに話題になっていました。補償窓口には478人の申し出があったようです。その被害の一つひとつをどう補償していくのでしょうか。それは金銭で埋めきれないものがあると思います。どれだけ心に傷を負ったかということです。そして、いまもそれを引きずっているということです。
例えば、13歳から17歳まで被害にあったとします。心理学では、その傷が回復するには最低その期間の2倍だけつまり8年かかるといいます。もちろん、さまざまなカウンセリングなどを受けたりしながらです。心の深いところにあるトラウマは言葉では出てこないこともあり、箱庭療法などでは(心の奥になるものを表現させる方法)急に暴れ出すこともあるそうです。そして、この被害に耐えることで自分の進路がきまったと思えば、さらに罪意識が負いかぶさるかもしれません。それを、自分の心だけに押し込めるのですから・・・。
カウンセリングの場所でそういうトラウマがどんなに大変かを見たものとしては、この問題にかかわった人たちがもっともっと一人一人の痛みに向き合うべきだと思います。
もちろん、この問題だけでなく、小さなことでも人は傷つき、それを背負っていくということです。家族でも、会社でも。それを少しでも治すことができるのは「あい」をもってよりそうことしかありません。
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