のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

青い車

2005年01月23日 18時32分27秒 | 映画鑑賞
◆ストーリ
行き場のない苛立ちと孤独を抱えながら何となく日々を
やり過ごすリチオ(ARATA)。リチオの恋人、アケミ(麻生)。
そしてアケミの妹このみ(宮崎)。ふとしたことから、
関係を持ってしまったリチオとこのみ。突然に起こった
アケミの事故死。残された二人は、青い車を海へ走らせる...。

◆感想
宮崎あおいも麻生久美子も大好きなのに!
なぜにこんなに見終わった後、釈然としない気持ちを抱いているのかしら?
話にちっとも納得がいかーん!!
残念な作品と、あいなりました。

「納得がいかなかった」のではないのかもしれません。
「納得したくない」のです。
それは、私がアケミに感情移入して映画を
見ていたからでしょう。
あまりにもアケミにとって救いのないお話でした。
大切に思っている彼と、なんとなく心のすれ違いを感じている日々。
そんなとき、仲が良かったはずの妹から
「彼と寝たの。」と衝撃の報告。
その翌日、出張先で事故死。

そりゃ、冷静な判断なんてできるわけないさ!
妹だもの!!

「共感できない」。
その一言に尽きるのです。
語られない言葉が多すぎて
アケミがいながら関係をもったリチオの気持ちも
このみの気持ちも想像できません。
よって恋愛経験の少ないのりぞうは共感できません。

リチオが本当に好きなのはどちらなのか。
このみは本当にリチオを好きだったのか。
リチオはなぜあんなにも苦しんでいたのか。

アケミが事故にあわなかったらこの三人の関係は
今後どうなっていたのでしょう。