のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

許容範囲

2009年10月04日 23時08分58秒 | 日常生活
最近、とみに体調がよい祖母。
会うたびに(ということは、ほぼ毎週)
ワタクシの結婚と出産の心配をしてくれます。
本日も祖母を訪ねて行くと、
いつものテーマで、いつものとおりに懇々と諭されました。

「仕事も大事やけど、そんなに一生懸命やなくてもいいんやない?
 もうそろそろ、仕事より本腰を入れんないかんことがあるやろ?」

祖母はどうやら根本的に大きな勘違いをしているようです。
ワタクシは仕事に精を出しすぎて相手が見つからないわけでも
結婚より仕事を選んだわけでもないのです。

「そんなこと言わんと!もっと一生懸命に探さんと。
 鹿児島に行ったんやろ?いい人はおらんかったんね?」

結婚相手を探しに鹿児島まで行ったわけではないんだけどね。
でも、いませんでした。
鹿児島で、運命の出会いらしきものには遭遇できてません。

「そうね。おらんかったんね。残念やねぇ。
 一体、のりちゃんの相手はどこにおるんやろうねぇ。
 選り好みし過ぎとるんやないんね。
 もう選り好みなんかしとる場合やないんよ?
 遅すぎるぐらいなんよ?わかっとる?
 そろそろ、お見合いでもなんでもいいんやない?」

矢継ぎ早にワタクシを切り刻む祖母。
・・・おばあちゃん。お願いです。
もう少しだけでいいんで、お手輪柔らかに。

お見合い?
うん。最近はお見合いなんて、話自体、聞かんもんねぇ。
こうなったら、次は運命の相手を探して、
ハワイにでも行っちゃおかな。がんばっちゃおうかな。

と、冗談交じりに答えたところ、
祖母からは、真剣に真顔で反対をされました。

「ハワイはだめ!日本人やないと!
 おばあちゃん、日本語しかわからんよ!
 鹿児島の言葉やったら分かるけど
 ワンツーとか言われてもなんもできんけん。
 日本の人で探してくれんな、いやよ。」

そっかー。英語はだめかー。
わかりました。選り好みしている場合ではないけれど
日本人に範囲を狭めます。日本で探します。
たとえば・・・東京?
東京には人がいっぱいあまっている「らしい」よ。

「だめだめ!いくらなんでも東京は遠すぎるよ。
 おばあちゃん、やっぱり近いのが一番やと思うんよー。
 九州やないと、寂しいと思うんよ。
 本当なら、福岡市でも遠すぎるぐらいよ。
 この辺りで探してほしいんよ。
 小倉北区にいい人は、おらんかねぇ。」




もしもーし。
選り好みしている場合じゃないとおっしゃったのはドナタでしたっけ?
その後、祖母からは
「60歳とか70歳のおじいさんは選ばないように。」
と強く念を押されました。

・・・そうだよね。
小倉北区在住の殿方の半数以上がその年代のような気がするよね。

姫様気質

2009年10月04日 23時06分31秒 | 日常生活
スーパーにて、隣にいた母上が
前方10メートルほど先にいる父上に呼びかけました。

「おとうさーん!」

勿論、振り向く父上。
その父上を見て、母上がワタクシに耳打ちをしました。

「ちょっとー。あの人、お父さんて言われて振り向いたよ。
 私の父親でもないくせに。ねぇ?」

・・・ねぇ?って言われても。
呼びかけておきたのはアナタでしょうに、なんて理不尽な。

ちょっぴり嬉しそうに
「なんで私に『お父さん』て言われて振り返ると?」
と詰問している母上を見ながら
この人は間違いなく、ワタクシの母上だと
血のつながりを実感しました。

素直に喜べることも才能です。

2009年10月04日 07時22分21秒 | 日常生活
他のフロアの先輩から、
「まだ教育担当者として、採用ページに載っとるんやねぇ。」
と驚かれました。

へぇ。そうなんだ。まだ載ってたんだ。
採用ページなんて、自分ではチェックしないのでまったく知りませんでした。
そういえば、掲載されたことも
他のフロアの先輩から伺って知りました。

・・・みんな、なんで自分の会社の採用ページをチェックしているの?

まあ、そんなこんなの話の流れで
現在、同じ部署でお世話になっているセンパイ方も
「載ってるんだ?!見よう!見よう!」
と興味津々で、採用ページを開いた金曜日の夜。
写真を見たセンパイが真面目な顔をして聞いてきました。

「これ、何年前の写真?」

え?そんなに違います?
「何年前?」と聞きたくなるほど?
確かに、もう2年ほど前の写真だったような気はしますけど。

「へぇ。めちゃくちゃ痩せたんやねぇ。
 この頃は、顔がぷっくりしとうやん。」

・・・センパイ。それは、若さゆえ、です。
若いころは顔はぷっくりしているものなのです。
なんせ、お肌にハリがありますから。
重力の関係で、お肉はだんだん下に下がっていくのです。
残念ながら、ワタクシ、この頃から1キロたりとも減っていません。

と、説明したものの
ついつい「もしかして・・・」と淡い期待を抱き
帰宅後、思わず体重計に乗ってしまいました。


・・・ほらね。
と、自嘲気味に事の顛末を母上に話して聞かせたところ
「でも、確かに痩せて見えるよ?
 下に下がったとかじゃなくて。
 太ももも以前よりは細く見えるもん。
 前は、アスリートのような太ももやったやん。
 もしかして、体重は変わらんけど、体型がしまったんやないん?」
と、母上にしては珍しく、優しい言葉。

え?本当に?
そんなことないと思うけど。
と、否定しましたが、懲りないワタクシは
再び、淡い期待を抱いてしまいました。

折よく、そろそろ下着を新しく購入しようと思っていたワタクシ。
スケジュール帳が新しく並び始めるこの季節、
『新年に向けて』といううたい文句が連動して
スケジュール帳と下着を、ついついセット購入してしまうのです。
下着やさんでは、もれなくボディサイズの計測もついてきます。




本日の教訓。
人から褒められた際は、素直に喜んでおく「だけ」に限ります。
確認したり、裏を取ろうとしたりしてはいけません。