90.バレリーナの小さな恋/L・ヒル
■感想 ☆☆☆☆*
「小学館」の「小学○年生」シリーズを楽しんでいた私は、
「まりちゃん」シリーズで「バレエをしている女の子」に憧れた。
習いたいとまでは思わなかったけれど、バレエをしている女の子が
主役の物語を見つけると必ず手に取っていたし、飽きることなく、
頻繁に読み返していた。おそらくバレリーナの衣装やバレリーナ
特有の優雅な動きが私の中に眠っているオンナノコ心を惹きつけて
やまないのだと思う。
この「バレリーナの小さな恋」は「ピンクのバレエシューズ」の続編。
「ピンクのバレエシューズ」で、イギリスの片田舎にある親戚の家に
ひきとられたヒロインは、その環境に負けず、独学でバレエの練習を
続ける。彼女は豊かな自然に感受性を刺激し、バレエの才能も飛躍的に
伸ばし、有名なバレエ学校への入学試験に合格する。
ここまでが「ピンクのバレエシューズ」。
続編にあたるこの話で、彼女は入学したバレエ学校で厳しいレッスン
を受け始める。勿論、お約束のようにライバルが現れるし、
嫌がらせも受ける。
けれど、持ち前の勘の良さと感受性の強さで、めきめきと頭角を現し
バレエ団への入団を許され、プリマとして認められていく。
児童小説なので、話は短い。その短い話の中でヒロインが成功して
いくので気持ちよく読み進められる。その結果、疲れた時などに
つい手を伸ばしてしまう1冊になっているのだと思う。
ヒロインはどんな状況でもめげることなくバレエに向かい続ける
強さとバレエへのゆるぎない愛情を持っている。
けれど、悲壮感を漂わせてはおらず、どこか無理をしているような
印象もない。「なにくそ!」といったがむしゃらさもない。
彼女は肩肘をはらず、自然体で過ごしている。だからこそ、そして
悲壮感を漂わせることなく、軽やかにバレエに向かっているからこそ、
私は彼女に憧れ続けているのだと思う。
■感想 ☆☆☆☆*
「小学館」の「小学○年生」シリーズを楽しんでいた私は、
「まりちゃん」シリーズで「バレエをしている女の子」に憧れた。
習いたいとまでは思わなかったけれど、バレエをしている女の子が
主役の物語を見つけると必ず手に取っていたし、飽きることなく、
頻繁に読み返していた。おそらくバレリーナの衣装やバレリーナ
特有の優雅な動きが私の中に眠っているオンナノコ心を惹きつけて
やまないのだと思う。
この「バレリーナの小さな恋」は「ピンクのバレエシューズ」の続編。
「ピンクのバレエシューズ」で、イギリスの片田舎にある親戚の家に
ひきとられたヒロインは、その環境に負けず、独学でバレエの練習を
続ける。彼女は豊かな自然に感受性を刺激し、バレエの才能も飛躍的に
伸ばし、有名なバレエ学校への入学試験に合格する。
ここまでが「ピンクのバレエシューズ」。
続編にあたるこの話で、彼女は入学したバレエ学校で厳しいレッスン
を受け始める。勿論、お約束のようにライバルが現れるし、
嫌がらせも受ける。
けれど、持ち前の勘の良さと感受性の強さで、めきめきと頭角を現し
バレエ団への入団を許され、プリマとして認められていく。
児童小説なので、話は短い。その短い話の中でヒロインが成功して
いくので気持ちよく読み進められる。その結果、疲れた時などに
つい手を伸ばしてしまう1冊になっているのだと思う。
ヒロインはどんな状況でもめげることなくバレエに向かい続ける
強さとバレエへのゆるぎない愛情を持っている。
けれど、悲壮感を漂わせてはおらず、どこか無理をしているような
印象もない。「なにくそ!」といったがむしゃらさもない。
彼女は肩肘をはらず、自然体で過ごしている。だからこそ、そして
悲壮感を漂わせることなく、軽やかにバレエに向かっているからこそ、
私は彼女に憧れ続けているのだと思う。