のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

黄金の豚

2010年12月30日 13時09分26秒 | テレビ鑑賞
■黄金の豚-会計検査庁特別調査課
■のりぞう的2010年度秋クール3位
■水曜22時 日本テレビ放送
■出演
 篠原涼子、大泉洋、岡田将生、桐谷健太、生瀬勝久、宇津井健、
 近藤芳正、もたいまさこ、山口紗弥加、矢沢心、能瀬あんな、
■脚本 吉田智子

■感想 ☆☆☆☆
 篠原さんと大泉さんで水曜22時といえば「ハケンの品格」を
 思い出すのですが、テイストも二人の掛け合いも
 その期待を裏切らない作品でした。
 「ハケンの品格」らしさを踏襲したテンポ良く面白い作品で
 勧善懲悪具合が見終わった後に気分をすっきりさせてくれました。
 週の真ん中に爽快な気持ちで睡眠に入れる作品だったなー。

 テイストはコメディなので、あえて分かりやすくしていた部分も
 あると思うのですが、でもひとつひとつの税金のごまかし方が
 いかにもありそうで、コメディドラマなのになんとなくリアルで。
 でもいくらなんでもここまで露骨なごまかし方はないでしょ?
 ドラマのためにデフォルメしているんだよね?と思っていたのですが。
 最終回が終わった後のテロップに

 「ドラマのために脚色はしていますが、
  基本的な手法、やり口はすべて実際に起こったままです。」

 というようなことが書かれていて愕然としました。
 そっか。今や「そんなそんな!ありえないでしょー!
 あからさま過ぎるでしょー!」なんてことすら「ありえないこと」ではなくて、
 「あってもおかしくないこと」「起こりうる出来事」なんだなー。
 「常識」とか「お日さんが見てる」とかそういう当たり前だったことが
 本当にどんどんどんどん揺らいで来ているのかな、と思いました。

 あ。でもドラマは本当にすっきり気分よし!の終わり方で。
 篠原さんは見事にかっこよいお姉さんでした。
 美しさも出産前以上。素敵過ぎました。
 でもって大泉さん。この方、こういうコメディテイストで
 なおかつ決めるところは決めちゃうよ?という演技がうまいなー。
 でもってこういう役すると、本当にかっこよく見えちゃうなー。
 とほれぼれ見とれていました。大好き。
 更に言うならば、桐谷さん。彼も変幻自在な役者さんで
 いろんな役を見事に面白おかしく、なおかつ時にはかっこよく
 演じてくれるのでこれまたひっじょーに大好きです。