のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ちがいますよー!

2011年07月09日 09時13分58秒 | 日常生活
会社帰り、自宅到着まであと5分!というところで
妹さんから電話がかかってきて、所在地を聞かれました。

そっか。そっか。
今日は義弟君が飲み会なんで、我が家に来るんだもんね。
甥っ子君入浴のために人手が必要だもんね。
そろそろ帰り着くよー。もう我が家まですぐ傍だよー。

と、答えたところ、妹が残念そうに言いました。

「そっかー。もうそんなところまで来ちゃったんだね。
 私たち、今、駅(我が家の最寄り駅)まで来たんやけど
 すれ違っちゃったね。すっごい雨やろ?」

・・・え?雨?
全然?まったく降ってないよ?
そっち、雨降ってんの?!

「え?!降ってないの?!
 こっち、めっちゃ降りようよ?」

えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!
だって、私がいまいる地点と、妹さんが今いる地点は
歩いて5分ぐらいの距離なのに?!
そっちは雨ざーざーで、こっちは晴れ?
・・・てはないかな。曇りかな。
そういえば、嫌な雲が立ち込め始めているかな。
でも!でも!
まだ降ってない!!
5分の距離でそんな違いが?!
昔、サザエさんでタラちゃんが雨の境い目を探して
イクラちゃんちまでたどりついちゃってたけど
今、まさにここ(正確にはこの近く)が雨の境い目ですよー!!

と、興奮していると、腕にポツリポツリと
水滴が落ちてきました。
そーだった。妹さんからは
「まだ降ってないなら、急いで帰ったほうがいいよ。
 雨、そっちに向かうと思うから。」
と言われてたんだっけ。急げー!!

妹さんの忠告を思い返しながら、ダッシュで我が家に向かい始めます。
雨に追いつかれるか、このまま逃げ切れるか。いざ勝負!

と。
10メートル前ぐらいを自転車で走っていた仕事帰りふうのおじ様が
私の勢いを気配で察知したのか怪訝そうに後ろを振り返りました。

あ。突然、ダッシュしちゃったからな。驚かせちゃったな。

と思った瞬間。
我が家に向かってダッシュする私の姿を確認した自転車のおじ様は
おもむろに表情を引き締め、ぱっと前に向き直り
姿勢も整えて、自転車猛ダッシュを開始しました。




・・・逃げた!!
てか、逃げられた!!
あたし、何もしてないのに、今、確実にあのおじ様は私から逃げた!!
しかも、あのおじ様は自転車で、私はノン自転車なのに!
必死の猛ダッシュで逃げてったーーーーーーーーー!!

なんだろ。
このもの悲しい気持ち。
暗い夜道や満員電車で女子高生やOLさんの傍になると緊張する
というサラリーマンの気持ちがよーく分かりました。