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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

あんずの花は七分咲き。信州千曲市あんずの里は来週が見頃です(妻女山里山通信)

2023-03-24 | アウトドア・ネイチャーフォト
 近所のあんずがほぼ開花したので、あいにくの曇天ですがあんずの里へ。風も吹いて花粉が飛びまくっているので、短時間で撮影を済ませました。満開になる来週は晴天が続く予報なのでちゃんと撮影に来る予定です。今回は絵師でもあった母方の先祖の絵が奉納されている古刹から数分以内のところを歩きました。

 在来種の杏。全体としてはまだ三分咲き。21日に開花が発表されましたが、観測史上最速だそうです。

 在来種は木によって種類が異なるため花の色も咲く時期も違います。

 あんず畑の花は七分咲き。果樹園のあんずは早朝に消毒をするので匂いを嗅がない方が賢明です。早朝に来ると分かりますが、農家の方は完全防備で作業をしています。10時過ぎなら風で農薬は飛び去っているでしょう。農薬は安全性を確認するための人体実験はできません。完全に安全な農薬はありません。そういうものです。

 栽培種のあんずは以前紹介しましたが、すごくたくさんの種類があります。信州大実、平和、ハーコット、楊貴妃とか。

 あんず畑の下には、水仙、ホトケノザ、タンポポ、カキドウシなどが咲いています。

 レンギョウやモクレンも咲いています。在来種はまだつぼみのものも。

 左奥には、樹齢300年を超えるといわれるあんずの大木。

 売店のテントにも人はいませんでした。訪れる花見客もまばら。今週末が雨なのが残念ですが、来週は賑わうでしょう。あんずソフトやあんずエード、杏のシロップ漬け、姫杏の焼酎漬け、あんずを使ったスイーツが人気です。正面の尾根は、一重山や森将軍塚古墳から坂城の五里ヶ峯へ続く五一山脈。拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』でも紹介していますが、非常に人気のコースです。満開のときに登れば、尾根から桃源郷ならぬ杏源郷を愛でることができます。

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