太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

おかしな日本語

2020-01-14 04:44:02 | 英語とか日本語の話
雑貨な店をのぞいていたら、日本の商品を発見。
地元のドラッグストアでも、日本の百円ショップにありそうな日本の商品が
並んでいることがある。
日本の商品を見つけると、それは確かなものだという確信がある。

「あ、またここにも日本のものが・・・・・ン????」

夫に見せようとして、手が止まった。
なにかが、著しく、おかしい。





多い用途は取っ手に協力します


え、何て????

何度読んでも、意味がわからない。それが何であるのかもわからない。
自動翻訳で日本語にしたのだろうが、企画して、印刷のレイアウトして、
印刷に出して商品になって、というプロセスの中で
ただの1度も文章のチェックが入らなかったのか、ということが不思議。
商品開発にかかわった人のうち一人も、これ合ってる?と思わなかったってことが不思議。


写真に撮って、友人に送った。
友人は、「ホチキスでは?」という。
確かに大きさも形もそれらしい。
取っ手、と書くからわからなくなるのであって、ホチキスの持つ部分が大きいので
使いやすい、ということを言いたいのではないか。
というところで勝手に着地した。
あれはいったい何だったんだろうか。



以前、試食品のところに

自分を助けてください

と書かれた紙が貼ってあり、しばし足を止めたことがあった。
ご自由にどうぞ、というのを英語で
Help Yourself
というのだが、それを直訳したのだと、1分後に思い至った。
日本人の観光客のために日本語にしたのだろうが
自動翻訳を信用しちゃいけない。
よほど、その店の人に言おうかと思ったけれど、そのまま通り過ぎた。
それはそれで日本人旅行者の話題になって、その商品が売れるやもしれぬではないか。


おかしな日本語に出会うとおもしろい。
おかしな英語を日常的にしゃべって暮らしている私は、こんなことで溜飲を下げるという姑息な人間なのである。