太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

見なかったことにならないか

2022-09-21 08:07:14 | 日記
昨日の朝、職場に行くと、韓国人の同僚が手招きをする。
彼女の足元の段ボール箱にいたのは、



なっ!!!!!


ちょうど、我が家のチーズケーキ達を保護したときと同じぐらいの大きさ。
耳もまだ小さくて、ネズミみたいだ。
これより少し大きいぐらいの仔猫も、ウロウロしている。

「どうするよ?」

同僚が眉間にシワを寄せて、言う。
ここで野良にして、餌だけあげるというのはダメ。なぜなら、この土地のオーナーが野良猫対策で毒入りの餌を各所に撒いているらしい。
パンデミック前までは、韓国人の同僚が職場で18匹の猫の世話をしていたのだけれど、
ロックダウンをきっかけに、18匹全員をキャットシェルターに移し、今でも彼女が毎日行って世話を続けている。
しかし、そこでも、もう新しいのは連れてこないでと言われているという。

Vickyが先月、2匹の猫を立て続けに亡くして落ち込んでいたので、この写真を撮って送ってみた。
「かわいい!!!!・・・・・・・・・けど、引き取れないよ・・」
と返信。


無垢な命。
大事に育てたら、ほんとにいいコになるんだよ。
イエローキャットはオスが多いというから、この子もオスかも。
「メローイエロー(優しい黄色ちゃん)」
夫はうちのボーイ猫のことを、そう呼ぶ。彼はほんとうに優しくて、穏やかないいヤツ。
メローイエローと、双子の妹

うちで引き取れたらいいけど、3匹で手一杯だしなあ。
4匹になったら、もうベッドの上に私たちが寝るスペースがなくなるし・・
もう少し大きめの猫は、やはりイエローで、つい最近、ゼネラルマネージャーがここでレスキューした猫とそっくり。
「きっと兄弟だよ、猫には仲間がいるといいよー」
と言って、おススメ中。



ああ、悩ましい。
見なかったことにできないか。
ほかの猫好きの同僚が、ため息をつく。
「かわいすぎる。でもうちには13匹いるからなあ」
13匹!!!!
猫カフェができる。
彼女の家は豪邸だから、この際13も14も同じじゃないか。
その猫たちも、「見なかったことにできないか」と思いつつ、結局13匹になってしまったのだという。
動物は、いったん家族になれば大きな責任がついてくる。もちろん、お金もかかるし、長ければ20年近くは一緒にいるのだ。
かわいいからって、簡単には飼えないのはよくわかる。

この猫に最高の飼い主が現れますように。

私にしては真剣に祈っている。




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