太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ハワイの人名

2024-05-03 07:37:25 | 日記
私は人の名前を覚えるのが非常に苦手だ。
名前だけじゃなく、顔を覚えるのも苦手なので、困ることが多い。
ハワイに移住してしばらくした頃、隣家の家の娘さんのフラダンスショーを見に行ったとき、知らないおじさんが親しそうに私たちに声をかけてくる。
(誰だっけ?)
愛想笑いをしながら、必死で記憶をたぐる。その人は私の名前も知っているのだから、親しい人には違いない。
「犬がうるさくてごめんねー」
その一言で、ようやくわかった。
隣家の主、ブライアンだった・・・・

と、まあ、こんなことは茶飯事。
これからも会いそうな人の名前は、忘れないうちにその場でメモをとる。
しかし、ノートの端っこやスマホのメモに、殴り書きで書かれた名前を後から見て、
「ハテ?誰だっけ?」
ということも起きてくる。
口の悪い友人は、
「それってアンタまさか、いよいよアレのファーストサイン・・・?」
などと言うが、さにあらず。私は若かった頃からそうなのだ。


さて、ここから本題。
ハワイ生まれの人達の名前というのは独特な音が多い。
スティーブとかスーザンなどといった、どこかで聞き覚えのある名前ではない。たとえば、

カベヒ
ノエノエ
アリカ
カラニ
サノエ
イカイカ
カイラニ
カマカナマイカラニ
カニエラ
ヒアポ
キモ
アラナ

中には、呪文のように長い名前もあって、普段はニックネームで通している人もいる。
この中の半分は、同僚たちの名前。
聞き覚えのある名前であれば、思いつく限りの名前を頭に並べてみることもできるのだが(それが成功する確率はかなり低いとしても)1度か2度会っただけの人がハワイの名前だったら、思い出すきっかけすらない。
どうせ覚えていられないんなら、同じといえば同じなんだけど・・

日本人の名前も、外国人にとっては聞き覚えのない言葉の羅列であるようで、覚えにくく、言いにくいことが多い。
昨年、お試しでうちの職場に来ていた私の甥は、ケンタロウという名前なのだが、これがとても言いにくいので「ケン」で通した。
私の名前のヒロコも、人によっては「ヒロ」になってしまうが、そのままにしている。


職場に来る、ツアーガイドやドライバーの人達は、ほぼ1発で人の名前を覚えてしまうので、感心することしきり。
しばらくぶりにやってきても、しっかり名前を呼んでくれる。
もちろん私は覚えているはずもなく、こちらは名前を呼ばぬままお茶を濁して数年が経てば、もう今さらどの面さげて名前を聞けようか。
これは努力してどうにかなるものでもないと諦めているのである。





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