太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

変化はいらないんだってば

2024-05-09 07:49:11 | 日記
今日から夫が新しい職場に行っている。
「今日、辞めてきた」と言われてから3週間。
ウツになる前に辞めたし、無職の間もウツにならず、数年前にお酒をやめたので酔いつぶれることもなく、元気に過ごしていたのはヨシ。
私は絵のほうも忙しく、職場でも人事的に気ぜわしいことが重なったこともあり、それに加えてうっすら諦観の境地に達してもおり、ジタバタしなくて済んだ。

辞めた理由を今後も聞くつもりはなかったが、私が職場のアレコレを話したとき、ぽつりと理由を話した。
退職するときは2週間前に告知するという一般的な決まりがある。
私の職場では、告知したのに最後の日まで働かずに、来るのをやめてしまったり、告知もせずにいきなり来なくなってしまう人たちがいる。
夫は、そういう面ではまともな方なので、過去の数多くの転職の際には、一応の手順を踏んで辞めてきた。
それが今回は、朝普通に出かけて、夕方「今日辞めてきた」ということだったので、啖呵をきって辞めたのかも、と思っていた。

しかし話を聞くと、8人いる従業員の中で仲間割れがひどく、〇〇とは一緒の現場につきたくないと互いに言い合い、いい大人がまるで幼稚園児。
気の合わない相手と同じ現場になると、殺伐として喧嘩腰、夫は間に入ってしまい、1日中嫌な気分で働くことになる。
夫はその日、ボスと話をして、この状態をなんとかする気があるのなら2週間前告知をするけれど、そうでないのなら今すぐ辞めさせてほしい、と言ったのだそうだ。
ボスは理解を示してくれて、辞めてきたということなので、少し安心した。

人と関わらずに仕事はできない。
仕事のストレスのほとんどは、人間関係といってもいいかもしれない。
職場でマネージャーになって、人をうまくまとめることの難しさを痛感している。
絵の方の仕事も、コツコツと絵を仕上げるのは一人でできるが、それを売る人がいて、商品化するのを手伝ってくれる業種の人達がいて、初めて仕事になる。
今の職場に転職して8年余、絵を仕事にして8年。
辛くて辞めたいと思ったことが1度もないのは、
日本で父の会社にいた時、何度も書いた退職届のことを思えば、私はラッキーだということか。

変化はたくさん。退屈なぐらいに穏やかに過ごしたいのに、なんでこうなる。
ふと、昔、エンジェルリーディングのAさんが言ったことを思い出す。

「シロさんの本質は、あれもこれもやってみたいという好奇心の塊。人間的には辛い状況も楽しめちゃう余裕があるから困るのよ。だから穏やかになるとすぐに退屈になって、変化を起こしてしまう。でもって、そういう変化って、たいてい人間的には楽しくないことなのよねえ」

私が私だと思っているのは、人間的な私なのであって、本質の私のことなど知ったこっちゃない。
本質の大風呂敷のせいで、振り回されてる生身の身にもなってみろ。

夫の転職は私の現実として起きているのだから、本質の私がそうなるように望んでいるのだとしたら、まったくもって腹立たしい限りである。







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