昨夜、私が歯を磨いていたら、ベッドで本を読んでいた夫が叫んだ。
「猫が庭に落ちた!猫が落ちた!!」
右側の窓の網戸の外側にゲッコー(やもり)がいるのを捕まえようとした猫が、
網戸に体当たりし、そのまま網戸ごと落ちた。
以前にも同じことがあったが、そのときは一階の窓だった。
今度は2階。窓の下を見ても、暗闇で何も見えない。
私と夫は、先を争うようにして階段をかけ降り、懐中電灯を手に庭に出た。
「カミサマ、チーズケーキを助けて!!」
声に出して祈る。
芝生の上には、はずれた網戸が落ちているだけで、猫はどこにもいない。
いないということは、死んではないということだ。
名前を呼んでも、いっこうに見つからない。
ジャングルになっているほうまで灯りを照らしてみたが、いない。
もう1匹の猫が、不安そうに窓からこちらを見ている。
玄関のほうを探していた夫が、
「声がする」
と言い、開けたままになっていたガレージの入り口にいた猫を見つけた。
見たところ、怪我もなさそうだけれど、ショックでおろおろしていた。
2階の、左側の窓から落下した。
勢いがついていなければ、真下のベンチに当たっていたかも。
網戸に体当たりするときに、すでにかなりハイジャンプしていたらしいので
大きく弧を描いて芝生に着地したのだろう。
下がコンクリートじゃなくてよかった。
夫の叔母の家の猫が子猫のとき、15mぐらいあるテラスから落ちて、丸一日行方不明になったことがあった。
その猫も無事で、たぶんショックでうろうろとして、1日たって戻ってきたのだろう。
それにしても、猫の身体能力ってすごいと思う。
空を飛んだヒト
なんか絵本のタイトルみたい(笑)
って馬鹿な事言えるのも無事だったからね
よかったよかった
こうしている今、例の窓枠のところで庭を眺めてるよ。
昼間はゲッコーが網戸にこないので、体当たりする心配はないんだよねー。