太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

線香

2014-02-10 07:57:15 | 日記
節分にお祓いしてもらった体験が、よほどよかったとみえて

夫が 線香 を買ってきた。

インセンスじゃなく、線香。

それも、日本でよくみかける「毎日香」。


夫の母がインセンスアレルギーなので、家の中では焚けない。

それで、車の中で焚くといって

車で出かけるときに、線香立てと毎日香を1本持ってきた。


狭い車の中、数秒で毎日香の香りが満ちる。


「ああ、いいにおい、すごく気持ちがいいー」

夫は満足気。



「これさー、日本人には仏壇とかお葬式の匂いなんだよね・・」


「知ってるよ、だけど僕にとっては気持ちがいい匂いなんだ」





そういえば、夫は時々花束を買って来るのだけれど、

日本にいたときは、たびたび菊の花を買ってきた。

日本人の感覚でいけば、菊の花は墓参やお葬式のイメージだけれど、

「とってもキレイだったから」

といって菊の花束を差し出す夫には、バラも菊も同じなんだろう。

だから、毎日香だって、ほかのインセンスと同じであってもしかたがあるまい。



線香の匂いは嫌いではないけど、

髪や服がすっかり線香くさくなるのも考えモノではある。









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節分

2014-02-07 20:02:36 | 日記
今頃節分の記事。



節分の前の日、節分の豆まきをやるらしいから行こう。と友人に誘われて 妙法寺 に行った。

妙法寺はホノルルの、ダウンタウンの近くにあるが、行くのは初めてだ。




ハワイには、こういうお寺がけっこうある。





ホノルルにあるのに、ここだけ我が家の近辺のような雰囲気。木々がうっそうとしている。



すでに何人かの人達が集まっていた。

椅子に座って待っていると、そのうち読経が始まった。




なんだかとっても本格的な感じ・・・

待てども待てども豆まきが始まる気配はなし。


読経の合間に、全員がお焼香をした。

生まれて始めてお焼香をした夫は緊張気味。



30分ほどの読経のあと、一人ずつ、丁寧にお払いをしてくれたので恐れ入る。

順番に並んで、お坊さんが頭と背中、首と肩をお祓いするのだ。


住職さんの講和がある。

この住職さん、まだ三十代で、しかも オペラ歌手 というのだ。

ときどき、コンサートをやるらしく、いつも盛況なのだと友人が言った。

講和は、宗教の話ではなく、むしろスピリチュアル本に書かれているようなお話だった。


厄年の人たちが前に出て、豆まきをする。

「豆まきって厄年の人だけだったっけ?」

友人が小声でささやくが、私が知るはずもなく。



豆まきはしなかったけれど、本堂の空気がどんどん澄み渡っていって、

すべてのことがビンビンと心に響いてくるような気がした。

それは夫も同じだったようで、すごく気持ちがいいから、また来たい、と言った。



外に出て、希望者は車のお祓いもしてくれるというのでお願いする。




菩提樹の木のそばで、1台ずつ、5分以上かける。


住職さんが明るく声をかけてくる。




庭に咲いていた、みたこともない花。




裏に流れている川に、不思議な物体を発見・・






夫が写した写真。

仏像が安置してあるガラスに、外の建物が移りこんでいるのが不思議な絵になった。



思いがけず身も心も車までお祓いしてもらって、

実はこれが私たちには必要だったようで、おかげで節分パワーでやってきた大きな変化の揺れを

なんとか乗り越えることができたようなものだ。

友人の子供も、学校でなにか気持ちの悪いもの(エネルギーのようなもの)が突然やってきて、食欲がなくなると言っていたのが

おさまったという。

友人がたまたま新聞の片隅の記事を見つけて、

たまたま私たちが会うことになっていた日で、

日常に偶然なんてものは、やっぱりないんだなあと思うのであった。





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Live love laugh

2014-02-01 21:49:08 | 日記
最初はギフトバッグだった。

誰かがくれたプレゼントが入っていた紙袋に、   

LIVE LOVE LAUGH  と書いてあった。

いい言葉だな、と思った。


次は夫の叔母の家のキッチンの壁にかかっていたタイル。

以前からそこにかかっていたのだろうが、私は気づかなかった。


雑貨屋のディスプレイ、キッチンタオル、キーホルダー、

あらゆるところで LIVE LOVE LAUGH に出会う。



おととしの暮れ、翌年の手帳をさがしていて、まさにその言葉がかかれたものを見つけたときは

迷わずに買った。

小ぶりのショッピングバッグも買った。


単に使いやすい、ウケのいいフレーズだからかもしれない。

けれども、

繰り返し目にする、または耳にする言葉や数字は

私への大事なメッセージだ。と私は信じているから、

これはメッセージに違いない。



どうせ生きるなら、たくさん笑ってたくさん愛そう。


深刻になっても笑っても、嫌いでも好きでも同じように月日は過ぎる。



夫の母が、この夏に仕事をリタイアすると決め、少しずつ大学のオフィスの整理をしている。

「また見つけたよ」

母が持ち帰ってきた私物の中から、夫がこれを拾ってきて、寝室の壁にかけた。





LAUGH が LOVEより先にきているから、今は笑うほうが必要なんだろう。


かなり年季がはいっている。

夫の母と、この壁掛けが、どうしても結びつかない・・・

息子である夫も首をかしげている。


なぜ母がこれを長年持っていたかは謎だけれども、

心の外側が固くなりかけているとき、これを見ると力が抜ける。








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