自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

神戸新開地喜楽館 昼席~桂福團治・芸歴60周年記念4DAYS

2020-10-18 | 落 語

10月13日(火)、神戸新開地喜楽館の昼席に出かけてきました。
桂福團治・芸歴60周年記念4DAYS の初日です。



もともとこの公演、3月に開かれる予定でした。
天満・天神繁昌亭での記念公演を今年2月に観に行ったときも、すでにコロナ騒ぎは始まっていましたが、緊急事態までは至ってはいませんでした。

神戸公演が半年以上も延びるなんて思いもよりませんでした。
出演者は繁昌亭のときとほぼ一緒です。




桂小文枝(きん枝)さんのマクラでは東西合わせて1000人いる噺家で、新型コロナウイルス感染症にかかった方は1人もいないそうです。
仕事がすべてなくなって、みんな家から出なかったから^^だろうと。


出演者と演目はー
笑福亭大智:子ほめ
 パーマをあてて若く見えるけれど、3人の子持ち野原ひろし(しんちゃんのパパ)似。
桂福点:福團治・福点 二人三脚笑い道
 福團治さんの10番目の弟子なので、福点(テン)さん。
 目がご不自由な噺家さんです。師匠の優しさをいつも話されます。
桂福楽:ふぐ鍋
桂小文枝:孝行糖
 噺よりマクラの方が長かった^^。
 2番目の奥さんに頭が上がらないようですが、落ち着いた話しぶり。

仲入り

シンデレラ・エキスプレス:漫才
桂福團治:藪入り
 懐やたもとに何回も手を入れてさぐってたのは、
 手拭いが変なところに入り込んでいたからだったよう。
 もちろん、そつなく解決。奉公に出した息子カメちゃんの声をかわいく演じる80歳。

(開演前の一席 桂九ノ一:播州巡り これには間に合わず)
(やるって知らなかったこともある)

花街の裏通りにネコ2匹。自転車の後ろに隠れる恥ずかしがり屋。

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天満天神繁昌亭 昼席

2020-03-04 | 落 語

2月24日(月)、天満天神繁昌亭の昼席に出かけてきました。
この日から1週間、繁昌亭の昼席は桂福團治噺家60周年記念特別公演ウィークと銘打っていましたから、福團治ファンの私としては行かないわけにはいきません。

しかも、この日(2/24)は大好きな露の都さんも出演してたしね。

客席は着物姿の女性が大勢いて、洋服は少数派でした。
ちなみに着物を着ていくと大入り袋をもらえます(中身は100円とか)。


出演者と演目はー
露の棗(なつめ):大安売
 大柄の棗さんで相撲ネタです。
 下げは「今日からは誰にでもまけて^^やります」
桂福点:二人三脚笑い道
 目が不自由な噺家さんです。
 師匠福團治さんの優しさを支えに落語家を続けてきたようです。
露の団六:眼鏡屋盗人
桂福楽:田楽喰い
 自称、喜多村緑郎似。コロナ騒ぎで、もはや喜多村って誰?状態ですね。
 白髪で長髪。
 いまは楽屋の話題は、飲む・・・クスリ、打つ・・・点滴、買う・・・お墓、

 だそうですよ。
桂小文枝(桂きん枝改め):孝行糖
 枯れてました。きん枝時代の落ち着きのなさはありません。
 機会があれば、また聞いてみたいうまさでした。

 仲入り

シンデレラエキスプレス:漫才
 ベテランのお2人を知らなかった私ですが、Wiki で出自、経歴をチェック
 したら、とても面白い方々でした。
露の都:堪忍袋
 明るくて、おもしろくて、おしゃべり上手。憧れのおばちゃんです。
桂福團治:蜆売り
 疲れた・・・から始まるいつものパターン。
 今年80歳ですが、声に艶があって、子どものせりふが絶妙です。
 手話落語を広める活動もしていて、この日も「コロナウイルス」を手話で
 表現してくれました。


大阪天満宮では満開のウメの花を見てきました。
この時期ですから、合格祈願の参拝者が列をつくっていました。



繁昌亭前の喫茶店ケルンの前に、まるで球みたいにまん丸ネコ。
ここで、東出昌大が関西弁修行をかねてバイトしてたんですって。

おやおや今日の記事には不倫タレントが2人も登場してしまいました。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

粋な^^はからい

2020-02-14 | 落 語

今日は夫婦別々にお出かけです。
夫はごひいきの浪曲師、玉川奈々福さんが出演する天満天神繁昌亭へ。
(私は宝塚大劇場行き・・・)

仲入りのときに、男性にだけチョコレートが配られたんですって。
よかったね~。

 

繁昌亭は約200席ほどあるのですが、女性の観客がいつも半数ぐらい入って華やかに笑うから、いい雰囲気なんです。

「今だけ男性はダメですよー」と係り(多分ボランティ)のお姉さんが配ってたそうです。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第14回 神戸おこし亭

2019-10-07 | 落 語

9月27日、神戸国際会館大会場で、三ノ宮南まちづくり協議会主催の神戸おこし亭の落語を聴いてきました。

このおこし亭、募集のタイミングが合ったときは行くことができるのですが、知らないうちに済んでいることもしばしばです。今回は参加できてラッキーでした。

会場は200名ほどのキャパシティで落語を聴くにはこれくらいが大きすぎずいいですね。

 

出演者と演目は―
月亭秀都:桃太郎
 平成2年生まれの若手です。
 男の子の役柄が地でいけます。

桂鯛蔵:牛ほめ
 噺家がが100人いたら、100人の牛ほめがありますね。

瀧川鯉朝:松山鏡ほか
 東京からの出張です。亡くなった林家三平をほうふつさせる髪形。
 しゃべりのせわしなさも似てました。
 系統的には全然縁はないんですけどね。
 大阪が好きで、上方落語協会のファン感謝イベント彦八まつりを何度か手伝いにきている
 とのこと。

 宿をとるのは通天閣の近辺。
 100円80円自販機はよくあるけれど、後輩に教えられて30円自販機というのを見つけ、
 その中にさらに特別ボタンがあって、25円だったそう。
 30円入れて、おつりの5円が出てこなかったけど、探したら、ボトルにテープでついてた
 んですって。ホントかな^^?

林家花丸:替り目
 神戸おこし亭の企画にも携わっていて、出演者も決めたりしているようです。
 大トリの演目は替り目。大まかにいえば、大酒飲みと恋女房の噺です。
 酔いっぷりも含め、大熱演でした。
 どちらかというと、中年以上の女性の方々が多い客席は華やかな笑いの連続でした。
 宝塚ファンでもある花丸さん。親近感がわくのですが、経歴を見たら昭和40年生まれ。
 うわっ、前回の東京オリンピックの時は生まれてなかったんですね。
 お若いんだわ~。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死神

2019-08-15 | 落 語

怖い話つながりを・・・。

海外暮らしの長い若い女性が、公共の施設を使って有志に英語を教えてくれているところに縁あって参加しています。
英会話というより、速音読や映画のシナリオ読解、絵本や漫画のせりふ当て、ゲームなど、工夫して教材を用意してくれます。謝礼は微々たるもので、会場費にもならないんじゃないかしら?

高卒後、半世紀経っての英語の勉強は単語でも、構文でも、習ってもすぐ忘れる。
その前に覚えられません^^。
ただ、中学の時習った単語や文法がポロっと出てきて使えるのです。
基礎がどれだけ大事かっていうことですね。

 

ところで、先週のテキストは英語落語。演目はこの時季涼もう^^と「死神」でした。
その翻訳タイトルが「Angel of Death」となってました

 

エンジェルというと幼児の背中に羽といった、ハッピーな姿が連想されて、貧相で年取ってやせているといった死神のイメージとはかけ離れています。

電子手帳やスマホで調べると、死神は「The Grim Reaper」と出てきます。
他にもこんなのはどう? と出したのが「Death God」とか、「The Lord of Death」とか。

う~ん、やっぱり、Angelがいいんでしょうかね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休み!英語落語会、新開地夏まつり、若冲動植綵絵展

2019-08-05 | 落 語

神戸新開地の喜楽館夏休み!英語落語会を聴いてきました。

夏休みの子どもと親が対象みたいだけれど、客席は小さいお子さんからジジ・ババまで、幅広~い年齢層で埋まっていました。
その観客が同じように、同じ場所で笑い声を上げてたので、英語力にそう差はなかったみたい。まぁ、老若男女同レベルといったところ。

分かりやすく演じてくれた3人のお力もあったのでしょう。


出演者と演目はー
桂かい枝:What's RAKUGO?
桂福龍:JUGEMU
桂かい枝:英語小咄10連発
ダイアン吉日:Wonderful Japan

 ー中入ー

桂福龍:バルーンショー
桂かい枝:The Zoo

 

桂福龍さんはカナダから来日して18年、顔を真っ赤にして寿限無を熱演です。
♪ハッピ-バースデー トゥー 寿限無寿限無・・・・・・^^
みんな一度歌ってみよう^^!

ダイアン吉日さんはリバプールが生まれ故郷。出ばやしはイエローサブマリンです。
来日して20年、着物のコレクションは430枚(と聞こえた^^)だそう。
以前、クルマに積んでいた着物が盗難にあったという新聞記事を読んだので、お見送りに出ていたダイアンさんに「着物出できた?」ときいたら、「出てこなかった」って。

桂かい枝さんの「The Zoo」は日本語でも英語でも聴いたことあり、です。
ただ、英語小咄10連発はみんなよくわかったのに、一晩寝たらどんなネタだったのかスッカリ忘れてしまってました。困ったな~。

 

この日は新開地夏まつりも開催されていて、人通りの多い新開地でした。

 

若冲動植綵絵展は絵師、伊藤若冲(じゃくちゅう)の絵画を西陣織で再現した作品展です。
若冲の描いた「釈迦三尊像(しゃかさんぞんぞう)」や動植物を細部までこだわって描いた「動植綵絵(どうしょくさいえ)」が、西陣美術織で緻密に再現されていました。

全国を巡回しているようなので、西陣織のデモンストレーションですね。

 

湊川公園の植物も暑い暑い中、撮ってきました。


オーシャンブルー(か?)


ザクロの実



 


シマトネリコの実もりもり

 

(8/4撮影)

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天満天神繁昌亭~ゴールデンウィーク特別公演

2019-05-04 | 落 語

5月3日、天満天神繁昌亭ゴールデンウィーク特別公演を聴いてきました。
大好きな桂福團治さんと露の都さんの揃い踏みの日で、他の出演者にも興味大ありでした。

 

出演者と演目はー
月亭方正◆看板の一(ピン)
 お笑いタレントから落語家に転向したのは正解でしたね。
 噺、うまいです。
 マクラは紅白歌合戦初出場の興奮がさめやらないうちに、スキャンダルを起こした純烈メンバーのこと。
 彼が復帰する確率は数%(スーパー銭湯)と。
月亭八光◆犬の目
 落語より、タレント業が忙しそうな八光さん、父親月亭八方の師匠月亭可朝さんをマクラに。
 奔放な可朝さん、亡くなって1年を過ぎました。
笑福亭銀瓶◆阿弥陀池
 午前中は神戸新開地の喜楽館に出演。
林家そめすけ◆ものまね
 カウス・ボタン、いとし・こいし、くにお・とおる、ダイマル・ラケット、
 岸田今日子の大奥のナレーションなど衣装を替えて登場。
 客席ではものまねされる人物を知らない世代も。
 もちろん私は全部分かり^^ます。
露の都◆悋気の独楽
 ネタはもちろん地がおもしろいのがうらやましい、私のあこがれのおばちゃんです。
 
 ~仲入り~

桂文福◆歌謡笑
 相撲甚句で表現する小ネタ。
 文福さんの落語聴いたことあったかな~。
 終演後にファンサービスも。
林家染二◆いらち俥
 マクラが思い出せない。噺はさすがベテラン。
桂福團治◆鼻の狂歌
 待ってましたっ、の声かかる。
 マクラは手話を交えて
 福團治さんはご自分が声が出なかったことがある経験から、手話での落語を始めた
 最初の落語家さんです。
 はひふへほが発声できない登場人物の会話と座布団の上なのに馬上にいるような動きが見事。

通常の昼席は出演者が10名ですが、この特別公演は8名。
集中力も途切れずに全部おもしろく聴けました。
出演者に大入り袋が出たそうですが中身は50円なんだそう。

 

繁昌亭に出かけた日は大阪天満宮の境内も1周します。
御朱印をいただく方々で大賑わいでした。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天満天神繁昌亭 昼席

2018-10-07 | 落 語

10月2日(火)、天満天神繁昌亭の昼席に出かけてきました。



約半年ぶり。
浪曲の玉川奈々福さん、大トリの桂福團治さん、お2人のさんがお目当てです。

出演者と演目はー
月亭遊真:看板の一(ぴん)
笑福亭呂好:長短
林家染雀:七度狐
伏見龍水:曲独楽
 けん玉から始まって、独楽の曲芸です。
笑福亭達瓶:ちりとてちん
 朝ドラのちりとてちんは、もう11年前になるそうです。
 思えば、この頃から落語をよく聞くようになりました。
桂文太:崇徳院
 1971年5代目文枝に入門したベテラン。

仲入り

玉川奈々福:銭形平次捕物控 女流浪曲師殺人事件
 浪曲師を殺めたのは誰か?というところで、
 「ちょうど時間となりましたぁ」です。
 三味線は沢村さくらさん。話しのながれを読んで三味線を弾き、声をかけます。
林家菊丸:湯屋番
桂団朝:秘伝書
桂福團治:莨の火
 演じる人は限られる名作。福團治さんで聞けてよかった。

 

繁昌亭と大阪天満宮の境内1周はいつもセットです。

 

天神橋筋商店街は1丁目から6丁目まで南北2.6 km、約600もの店舗が軒を連ねる日本一長いアーケード商店街です。
その3丁目にある餃子のいち五郎で軽く^^食べて帰りました。

 

餃子ゴーヤのフライ空心菜の炒め

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第十三回神戸おこし亭

2018-09-09 | 落 語

9月2日(月)、神戸国際会館9階大会場で第13回神戸おこし亭で落語を4席聞いてきました。
神戸おこし亭は三ノ宮南まちづくり協議会が主催する落語会です。

 

出演者と演目はー
桂りょうば*子ほめ
43歳ながら入門4年目の46歳。落語家としては3歳なので、温かく見守ってほしいと・・・。
桂文五郎*二人癖
43歳でも若々しいりょうばさんと比べて、ふけて見える一回り下の33歳。
桂文珍さんの弟子で泉佐野から往復4時間かけて師匠宅に通ったとのこと。
こちらも転職組^^で、24歳で結婚した奥さんは工場長の妻のつもり。
旦那さんの芸名を5年間おぼえてなかったというのがまくら。
桂枝太郎*茶の湯
師匠は桂歌丸さん。歌丸さんが亡くなる頃のお話も聞かせてくれました。
関東からの来演。艶のある、いいお声です。

このあと枝太郎さんとトリの林家花丸さんとトーク。
実は枝太郎さんの改名前の名が花丸。花丸襲名時に律儀に挨拶があったそうです。
おこし亭出演のきっかけや歌丸さんの師匠の米丸さんの話なども。

林家花丸*三十石夢の通い路
圧巻のしゃべり。櫓の漕ぎ方なんてタメがあって、まるで実際に漕いでいるようでした。

 

おこし亭に行く前におやつ。文の助茶屋で抹茶ソフト入りあんみつ

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会

2018-08-20 | 落 語

8月18日、神戸新開地喜楽館で玉川奈々福たっぷり土産話と浪曲の会を聴いてきました。

 

奈々福さん、文化庁文化交流使というご立派な^^使命を担って、欧州&中央アジアを1ヶ月半にわたって公演してきた帰朝報告会inKOBEという副題つきです。

まず、第一部の浪曲は古典「茶碗屋敷」
この演目は講談にも落語にもあって、浪曲バージョンといったところです。

続く新作は「ここから始まる漫遊記」
文化庁から玉川奈々福さんにメールが入ったところから始まって、孤軍奮闘して公演スケジュールや曲師(三味線)の費用を捻出した、面白苦労話^^です。

政治家やいろんな組織^^のお偉いさんと違って、お膳立てなどまったくなく、訪問国や公演場所、航空チケット、宿舎を1年半がかりで準備したそうですよ。

さらに奈々福さん、訪問先の国の「語りもの」の演者と交流してくるという目的をもっての、海外行きでした。

第二部はお土産話コーナー。
曲師の沢村美舟さんが撮ってきた写真と天然度^^の高い説明に何度かつんのめりそうになったあと、奈々福さんの写真と立て板に水のナレーション。

さぞかし、楽しい道中だったに違いありません。

さて、今年の5月27日にスタートした公演の軌跡はイタリア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタンの7ヶ国、12都市にわたり、帰国は7月10日です。

主催はMTK(もっと玉川奈々福を関西に呼ぶ会)、会場はできたてほやほやの神戸新開地喜楽館でした。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする