9月29日(日) ザ・シンフォニーホールで牛田智大ピアノ・リサイタル
曲目は―
ショパン◆夜想曲 第8番
24の前奏曲より 第15番「雨だれ」
バラード 第3番
ポロネーズ 第7番「幻想」
ポロネーズ 第6番「英雄」
リスト◆パガニーニ大練習曲集より第6番「主題と変奏」
シューベルト/リスト編◆白鳥の歌より第7曲「セレナーデ」
シューマン/リスト編◆献呈(君に捧ぐ)
リスト◆ダンテを読んで―ソナタ風幻想曲(巡礼の年の第2年「イタリア」より)
アンコールで―
シューベルト/リスト編◆アヴェ・マリア
プーランク◆エディット・ピアフを讃えて
牛田智大さんというより、牛田智大(うしだともはる)くんと言ったほうが似合う、少年ピアニストのリサイタルに行ってきました。
牛田くんは1999年10月16日生まれ。
もうすぐ14歳になる中学2年生です。
彼のことを知ったのは2012年秋、「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」展関連の番組でした。
かわいらしい男の子がウィーンにある、リヒテンシュタイン家の夏の離宮でピアノ演奏、展覧会のテーマ曲も作曲するといったものでした。
そしてこの夏、NHKのあさイチの「特選エンタ」にも出演していたとき、その利発さ、礼儀正しさ、かわいらしさ、ピアノの腕前にビックリ。
ザ・シンフォニーホールのリサイタルに行ってみようとなったわけです。
チケットはほぼ完売されていて、どうにか補助席が手に入りました。
ところがこの補助席、1階の真ん中の通路に横1列という願ってもない席でした。
なかなかシーンとならない演奏前の会場、残響がまだあるうちから始まる拍手・・・なんてことも多かったのですが、落ち着いて演奏は始まり、熱演を披露してくれました。
お辞儀も正面、左右バルコニー、クウィヤー席に向かって、堂に入ったものでした。
この日のプログラムを読むと、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」をテーマに曲目の構成をしたそうで、演奏だけでなく、そういった能力も高いんだなーと驚かされます。
終演後もサインを求める長い列ができていました。
多分、サインだけで1時間半はかかってたんじゃないかしら。お疲れさまでした。