軽井沢町植物園から宿にもどる途中にある、軽井沢高原文庫に寄りました。
開館25周年記念で、『文士と宿 軽井沢』展が開かれていました。
午後5時の閉館時間が迫っていて、私たち以外見学者はいません。
学芸員の方に、いろいろ話を聞くことができました。
敷地内にある野上弥生子書斎。
雨の夕暮れ、いい雰囲気です。
堀辰雄1412番山荘
有島武郎別荘「浄月庵」の1階はライブラリーカフェ「一房の葡萄」になっています。
軽井沢高原文庫は軽井沢タリアセンという塩沢湖を中心にした広大なレジャー・文化施設に点在するミュージアムの1つです。
翌日も使うならと、セット券をすすめられて(本来は当日1日かぎり有効)入館しました。
で、帰宅する当日も軽井沢タリアセンへ出かけました。
あいにくの雨ですが、しっとりと静かで、なかなか趣のある時間をもてました。
湖畔に建つ旧朝吹山荘「睡鳩(すいきゅう)荘」です。
2階で、「みつはしちかこ絵手紙展」が開かれていました。
この山荘はヴォーリズの設計で昭和6年に建てられました。
1階の居間は軽井沢の別荘建築の中でも最上質だと言われています。
カーテンやソファー、チェストなど、今でも使えそうなきれいさで保存されています。
続いて明治四十四年館へ移動です。
明治44年に軽井沢郵便局として建てられたものを移築しています。
現在は深沢紅子野の花美術館として利用されています。
エサちょーだい。カモさんたち寄ってきます。
ペイネ美術館
は建築家A.アーモンドが昭和8年に建築した別荘兼アトリエ、
アトリエ「夏の家」を移築したものを利用しています。
こちらではみつはしちかこさんのチッチとサリー『小さな恋のものがたり展』が開かれていました。
時間の都合でポイントだけ回りましたが、小さな花でも見つけながら、ゆっくり散歩を楽しみたいところです。
TALIESIN(タリアセン)とはウェールズ語で「輝ける額」という意味だそうです。
建築家フランク・ロイド・ライトは米ウィスコンシン州スプリンググリーンの丘に建てた工房に“タリアセン”と名づけ、芸術の理想郷をめざしました。
それにならって、軽井沢の歴史的文化と自然を守り発展させたいという願いが込められているそうです。